良いことが起こるのは、あなたが良い言葉をつかったから

明日好き言葉

 落ち込んでいるときや不安なときに限って立て続けにイヤなことが起る・・・・

そんな経験をしたことはないですか。
そんなときこそ自分の発している言葉を見直してみましょう。

思考は現実化する

 『思考は現実化する』(きこ書房)というナポレオン・ヒルが鉄鋼王アンドリュ―・カーネギーへのインタビューを機に20年間で500名以上の成功者を研究して書いた本があります。この書籍は全世界で7000万部以上売れ、今でも”思考は現実化する”をテーマにした本がベストセラーになっています。

 「思考は現実化する」という言葉があるように私たちが日々使っている言葉や思考次第で自分の人生は変化していくのです。
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられるのです。
 例えば、あなたが「うれしいな」,「ありがたいなぁ」という言葉を発していると、また「うれしいな」,「ありがたいなぁ」と言いたくなるような出来事が起きます。
逆に「ついてないな」,「イヤだなぁ」という言葉を発していると「ついてないな」,「イヤだなぁ」と言いたくなるような出来事を自然と引き寄せてしまうのです。

天国と地獄の長い箸

 仏教のお話に『天国と地獄の長い箸』というお話があります。

 地獄の食堂も極楽の食堂も満員であった。向い合って座っているテーブルの上には、おいしそうなご馳走がたくさん並んである。地獄の食堂も極楽の食堂も決まりがあった。それはたいへん長い箸で食事をしなければならないということだった。

 地獄の食堂では、みんなが一生懸命に食べようとするのだが、あまりに箸が長いのでどうしても自分の口の中に食べ物が入らない。食べたいのに食べられない。おまけに、長い箸の先が隣の人を突いてしまう。食堂のいたるところでケンカが起きている。

 極楽の食堂では、みんながおだやかな顔で食事を楽しんでいる。よく見ると、みんなが向かいの人の口へと食べ物を運んでいた。こっち側に座っている人が向こう側に座っている人に食べさせてあげ、こっち側に座っている人は向かい側の人から食べさせてもらっていた。

 地獄の食堂には「自分のことしか考えていない」人間が集まっている。ご馳走をめぐっての争いごとや奪い合いが絶えず、暴力がはびこっている。極論すれば、地獄の食堂の人間にとって他人は邪魔者であり、居なくなればいいとさえ思っている。

 極楽の食堂には「自分のことだけではなく他人のことも考える」人間が集まっている。奪い合う関係ではなく与え合う関係が確立しているので、秩序と平和が保たれている。彼らは、他人が「そこに居る」ということを心より尊重し、自分一人の力では生きていけないし、生きていくためには自分以外の他者の力を借りなければいけないことを知っている。

 このお話からも分かるように、実は極楽も地獄も同じ環境なのですが、そこに住んでいる人の言動や行動、気持ちの持ちようによってそこが極楽にも地獄にも変化するのです。

「極楽ことば」と「地獄ことば」

 仏教には「極楽」と「地獄」があるように、言葉にも「極楽ことば」と「地獄ことば」の2種類があります。「極楽ことば」をたくさん言っていると、また言いたくなるような、幸せなことがたくさん起こるようになります。逆に「地獄ことば」をたくさん使っていると、もう一度こういう言葉を使ってしまうようなイヤなことを引き寄せてしまいます。もしあなたに起きている出来事が「楽しいこと」ならば、それはあなたが楽しいことを考えたり、楽しいことにつながる極楽の言葉を発していたからです。「つまらない」とか「おもしろくない」と言いながら、「楽しいこと」を引き寄せることはできないのです。

【極楽ことば】 
愛してます
ついてる
うれしい
楽しい
感謝してます
幸せです
ありがとう
許します

【地獄ことば】
恐れている
ついてない
不平不満
愚痴・泣きごと
悪口・文句
心配ごと
許せない

 また、「極楽ことば」をつかう時に大切なのは「思っていなくてもいいから、口に出して言う」ということです。例えば「ついている」などの極楽ことばを言うのでも「ついている」と思える出来事が起こるまで待っていてはなかなか言えないと思います。
 それよりも「ついている」と思っていなくてもとりあえず口に出して言うことで、阿弥陀様のお慈悲に包まれ、不思議と「ついている」と思えることが起きるようになるのです。

まとめ

 『人の人生は心で作られる』という言葉があるように、心の積み重ね次第であなたの人生が幸せにもなり、不幸せにもなるのです。
 この世の中は四苦八苦であり、思い通りにいかないことが多く、苦しみ・思い悩むことばかりであるとお釈迦様は説かれましたが、苦しいときに気持ちを180度変える必要はなく、ほんの1分、1秒だけでもいいので幸せなことを考えてみる、または極楽ことばを使ってみることが大切なのです。
 プラスの極楽ことばを発することで、楽しい出来事を引き寄せる。逆にマイナスの地獄ことばを発するとイヤなことが引き寄せられる。だから、「ついている」ことがなくても最後は「ついている」と言ってみる。そのことで最終的には楽しく幸せな出来事が引き寄せられ、あなたの人生が少しずつ幸せに向かっていくのです。
 あなたの人生はは一度きりしかない。それなら、今日この瞬間から使う言葉を変えて、あなたの人生を幸せな人生にする一歩を歩き出そう。


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