『思うは招く。「だったらこうしてみたら」で夢は叶う』《明日好き言葉》

明日好き言葉

この言葉は、小説『下町ロケット』のモデルになった、植松勉(うえまつつとむ)さんがTEDスピーチで話された言葉になります。

TEDスピーチとは?

TEDスピーチは、TED(Technology, Entertainment, Design)という団体が主催する国際的な講演イベントで行われるスピーチのことです。

TEDは、さまざまな分野の専門家やアーティストが、自分の専門知識やアイデアを15分から18分程度の短い時間で伝えるプレゼンテーションです。

TEDスピーチは、幅広いトピックにわたり、インスピレーションを与えたり、新しい視点を提供しており、これらのスピーチは、TEDウェブサイトなどで無料で視聴でき、世界中で多くの人々に影響を与えているスピーチになっています。

『思うは招く』

植松さんは、北海道で植松電機という会社を経営している傍ら、小さい頃からの夢であった、宇宙開発事業に携わり、世界で3つしかない無重力実験装置を自分達で制作したり、北海道大学と共同でロケット開発を始め、宇宙開発分野で次々と実績を上げている人物です。

この「思は招く。」という言葉は、植松さんが子どもの頃に、お母さんから教わった言葉であり、自分の思いは必ず実現することができると信じていないと夢は自分の所にはやって来ないというものです。

学生時代には全然勉強ができなかった植松さんですが、飛行機やロケットが大好きで、将来は自分の興味のある宇宙に関係する仕事をしたいと考え、宇宙に関連する本ばかり読んでいる子どもでした。

ある教師からは、

「お前なんて、どうせ無理」、「夢みたいなことばかり言ってないでテスト勉強しなさい」

などと言われ続けましたが、暴言に屈せず自分を信じて前に進めば夢は必ず叶うと思い続け、行動し続けた結果、植松さんは夢を実現することができたと言っています。

また、植松さんは、「どうせ無理」と言われ続ける中で、自分の好きなことを人に喋ることができなくなってしまい、どんどんひとりぼっちになってしまいう苦しい時期があったが、

そんなときはライト兄弟やエジソンの本などを読むことで、その本の人たちに応援してもらえたと言っています。

本の中の彼らも誰にも応援してもらえなっかたり、信じてもらえない人たちでしたが、彼らが一生懸命に頑張って自分の夢を実現した伝記を読んで、植松さんは自分を信じて頑張ろうと思い、自分の好きなことをもっと好きになろうと思ったと言っています。

植松さんのおばあちゃんもお金が紙くずになったことを経験から、植松さんが小さい頃から

「お金は値打ちが変わってしまうもんだよ。だから、くだらないお金があったら、貯金なんかしないで、本を買いなさい。そして、頭に入れなさい。それは、誰にもとられないし、新しいことを 生み出すんだよ。」

この言葉はすばらしい言葉だと私も思います。おばあちゃんの言葉通り、お金よりも大切なものはこの世にたくさんあると思います。それに気づかせてくれる一つの方法が読書になるのです。

植松さんは「どうせ無理」という言葉は、人から自信と可能性を奪う恐ろしい言葉だと考えており、この「どうせ無理」という言葉を一言うだけで、何もしなくても済んでしまい、すぐに楽になれてしまうのです。

そして、「どうせ無理」と言ってしまう人は、

実はやったことがない・挑戦したことがない人で、自分はやったことがないから、やらない適当な言い訳を私たちに教えてくれるのだと言っています。

そして、この「どうせ無理」という言葉を聞いて大きくなると、人は何をしていいのか分からなくなり、何ができるのかも分からなくなる。

その結果、自信をなくした人は、お金で自信を買ったり、自慢したり、人を見下したり、他の人の努力の邪魔をするようになってしまうのだと植松さんは言っています。

では、どうすれば「どうせ無理」をなくすことができるのか?

それは、「やったこをないことをやってみる」ということ。

そして、「どうせ無理」ではなく、「だったらこうしてみたら」という言葉に変えるだけでこれからの日本や世界を良くすることができると植松さんは言っておられます。

人の出会いには意味がある

また、植松さんは、人の出会いには必ず意味があると言っており、

やったことがないことに挑戦すると、必ず失敗して心が折れそうになるときもあるが、自分を信じて前に進むことが出来れば、

不思議なご縁によって、必要な時に、必要な人と出会わせてくれることがあると言っています。

そして、人は完璧じゃなくてもいい。人は足りないからこそ助け合える。

足りていたら人の助けなんて必要ない。足りないことを恥ずかしいと思う必要はない。自分は何をやっても中途半端だと思わなくてもいい。中途半端は何もしない、何もできないより全然良いことなのだと植松さんは言っており、  

だから、そんな自分を責めることなく、大切なのは、

目の前の自分のできることを一生懸命にすればいいのだと言っています。

植松勉さんのTEDスピーチ

最後に、

植松さんのTEDスピーチの動画です。

あっという間の20分だと、私は感じました。

まとめ

一度きりしかない素晴らしいあなたの人生です。

私たちが「できない理由を探す」のではなく、「できる理由を考えること」で、

やったことがないことをやりたがる人、諦めない人、工夫する人が増えて、

「どうせ無理」に負けない人が増え、「自分なんて」と思う人がいなくなればみんなが幸せになれるのだと思います。

思いは招く。思い続ければ必ず実現することができるのだから。

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