「日に新たに、日々新たにして、また日に新たなり」(ひにあらたに、ひびあらたにして、またひにあらたなり)
この言葉は禅の言葉であります。
殷(いん)の時代の湯王(とうおう)という王様が顔を洗う洗面台にこの言葉を書いて貼っておいたことから、いろいろなところで使われるようになったと言われています。
この言葉の意味は、
「毎日、毎朝気持ちも体も新しいものになっていなければならない。自然もいつも新しいし、自分の細胞もいつも新しい。心が古くてどうするのだ」という意味です。
つまり、毎日が改善、毎日が進化しないといけないという気持ちを持つことが大切になります。
経営の神様である松下幸之助氏も、
『去年と同じやったらいかん。昨日と同じやったらいかん。そして明日も今日のままであってはいかん。万物は日に新たなんやから』と好んで使っており、
新しい価値を創造する為には、『日に新たに』という気持ちが大切になるのだと思います。
今、自分の体を構成している細胞は昨日のそれと同じではないです。日々新しい細胞が生まれ、古い細胞にとって変わっているからです。
しかし、昨日、一昨日の細胞ももちろん自分の体の中に残っている。だからこそ、常に変化のない古い細胞を脱ぎ捨て続けなければならないという気持ちが大切なのです。
あなたも明日からではなく今日から洗面所の壁に『日に新た』という文字を紙に書いて貼っておく、そうすれば自分の顔を鏡で見たときに、自分自身に喝を入れることができるかもしれないです。
歴史的な偉人達も毎日が改善、毎日が進化を意識しており、
例えば、ピカソは毎日1枚以上の絵を描いたり、円空も毎日1体以上の仏像を木から掘り出しました。孫正義氏も、若い時に、1日1本のビジネスプランを書いたと言います。
皆、日々新たな気持ちであり続けるために1日単位で活動しているからこそ成功を掴みとれたのだと思います
運命を変えるのは難しいと思います。しかし、1日単位で懸命に新たな自分になることを意識することで、自分の運命を良い方向に変えることができるのです。運命を変えるためには日々新なる自分を意識して日々新たな自分に進化させ、常に挑戦する気持ちを持つことで夢を叶えることができるのです。
1日単位で生きられる人は自分の運命を変えることができる人です。毎日を生きれる人は運命を変えることができ、人のため人々のために生きることができるのです。
今日と同じ日は二度と来ないです。だから、今日一日を大切に毎日が改善、毎日が進化という気持ちを忘れずに全力で今日一日を楽しんでみませんか。
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