新緑の美しい季節となりました。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
先月も皆さまにお伝えいたしましたが、八月から「満福寺令和大改修工事」を計画しております。「令和大改修工事」の内容は「山門」「鐘撞堂」「庭園」の復建工事を予定しております。
今回、大改修工事を進めるに当たり、六満こどもの家園舎の建替え工事同様に止まらない物価高騰の影響で建築資材の値段が上がってしまい、全国的にも少子高齢化の波が押し寄せている中で、他の寺院様よりは少ないですが満福寺でも墓じまいをされる方など檀信徒の減少に頭を悩ませています。
そのような状況の中で、大改修工事に掛かる費用を満福寺の檀信徒様だけでなく、一人でも多くの方に支援していただける方法はないかと色々と考え、
昨年に総本山である光明寺が挑戦されたクラウドファンディングに挑戦することで満福寺のことをもっと多くの方に知っていただけるチャンスにもなると考え、七月一日から「満福寺を日本一の幸せになれるお寺にしたい」というタイトルでクラウドファンディングに挑戦したいと思っています。
なぜ幸せになれるお寺にしたいかというと。
私は様々なご縁があって満福寺で僧侶になるという仏縁を結ばせていただきました。
満福寺で僧侶になってからは法務の手伝いや六満保育園での仕事などで自分の理想と現実の違いに苦しむことも多く、「こんな自分ではダメだ。あの人ようにならなければいけない」などと他人と比べることばかりで自分のことを認められず、あの当時はどうしようもなく苦しい日々を過ごしていました。
しかし、一乘上人が遷化されて、本山に二年間修業に行かせていただくというご縁から満福寺にいるだけでは出会うことのなかった多くの住職さまと出会うことができ、その修行の中で多くの仏教のお話を聞かせていただくことで、他人と比べることなく物事を客観的に見ることができるようになりました。
そして、少しずつでしたが前向きに自分のことを認められるようになり今の自分が存在しているのだと思っています。
このような経験から、私のようにどうしようもなく苦しい思いをしていた人がお寺と仏縁を結べることがきっかけで、満福寺にお参りに来られた方が「今日一日を大切に過ごして幸せになろう」と思えるようなきっかけを提供できるお寺にしたいという想いでこのようなタイトルを付けさせていただきました。
そして、幸せになれるお寺に一歩でも近づく為には、一乘上人が命をかけて建立してくださった『山門』や除夜の鐘で多くの方が幸せになりたいという想いで撞かれる『鐘撞堂』の復建が必要不可欠だと感じています。
一乘上人・奐乘上人はじめ400年以上続く歴代上人たちの檀信徒様が幸せになれるお寺を目指して、今以上に教化活動などに尽力していく所存であります。
クラウドファンディングでは、一人でも多くの方に満福寺のクラウドファンディングのことを知っていただくことが挑戦を達成できる鍵になるそうです。
ぜひ、皆さまの力を一つにして挑戦が達成することができれば、この上ない喜びになると思います。応援・ご支援よろしくお願いします。
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