「1秒を大切に生きる」
この言葉は楽天の創業メンバーであり、現在でも様々なことに挑戦し続けておられる小林正忠(こばやしまさただ)さんの言葉であります。
小林さんは「人生の主人公は自分」と言っており、「Nothing is impossible(不可能はない)、一秒を大切に生きる」という言葉をいつも心掛けて、前に進み続けることで最高の人生を手に入れることができると言っておられます。
小林さん曰く、「この世界の多くの出来事が、誰かがやり始めたから出来上がっている。だから、まず動き出すことが一番大事になる。その一歩を踏み出しているか踏み出していないかの違いで人生が大きく変わるのだ」と言っておられます。
自我作古(じがさっこ)
そして、このような生き方のことを『自我作古(じがさっこ)』といい。自我作古とは「われ、いにしえをなす」と読み、『自分で歴史は作れるんだ』という意味になるそうです。
小林さんは様々なことに挑戦してきた中で分かったことがあり、「誰もやったことがないから、そんなの無理」や「みんな失敗しているから無理」と言う人に限って、そのことにチャレンジをしたことがない人であり、批判の大半は挑戦していない人の声だということ。
つまり、「Nothing is impossible(不可能はない)」ということ。「できるかできないか」じゃなくて、「やるかやらないか」ということ。挑戦しなければ何も始まらない。自分がやりたかったら、やればいい。
自分がやった結果、振り返ったときにそこには道がある。そして、人はその道を歴史というのだと。だから、歴史は自分で作ることができるのだと言っておられます。
しかし、多くの人がその一歩をなかなか踏み出せないのは、「やり始める人」がとても少ないからで、「やり始める人」になるには一歩を踏み出す「勇気」が必要になる。
そして、「やり始める人」になれたとしても、次に「やり続ける人」にならないといけない。「やり続ける人」になるには信頼や協力のできる「仲間」が必要になります。
最後に「やりきる人」になるには自分は必ずできると信じる力。つまり、「信念」が大切になる。この3つがあれば「やりきれる人」になれ、自分で歴史を作ることが出来るのだと言っておられます。
《挑戦できる人になる3つのポイント》
・やり始める人・・・一歩を踏み出す勇気
・やり続ける人・・・信頼や協力できる仲間の存在
・やりきる人・・・・自分には必ずできるという信念
なぜ、このように考えられるようになったのか!?
小林さんがこのような考え方ができるようになったのは、心臓病を患った息子さんからの教えが一番大きかったのだと言っておられます。
小林さんは息子さんが生れてすぐに医師から「息子さんは今日、どんなに持っても明日には命が終わりますと」突然告げられ、その子を抱きしめているときに、
「医者に死ぬと言われているのに、この子は今日この瞬間の一秒を今、本気で生きている。そんな息子ほど私は、一秒を大切に生きているのだろうか」と考えたそうです。
そして、自分は神さまが与えてくれた一回しかない人生を一秒も無駄にしないで生きているのかと自分自身に問うたときに、小林さんは「イエス」と言えなかったそうです。
そして、そのとき「一回しかない神様から与えてもらったチャンスを全力で生きるんだ。一秒も無駄にしないんだ」と心に決めたそうです。
今ある人生を最高に生きると決めたのだったら「やるしかない」のです。「やらない」という選択肢はないのです。なぜなら、あなたの一回しかない人生の主人公はあなた自身だからです。
お釈迦様の教え
お釈迦様もお悟りを開かれて一番最初にお弟子さんに説かれた教えが、「この世の中は思い通りにならないことばかりで、苦しみに満ち溢れている」と話されました。
これは、お釈迦様はこの世の中は常に変化していっている。だから、思い通りにならないことを自分の思い通りにしようと思えば思うほど苦しくなるのだから自分の思い通りにしたいというを思いを一度捨てて、ありのままを受け入れて目の前の1秒を大切に生きてみると幸せになることができると言っておられたのだと思います。
事実は一つでも見方や考え方は2つある。
この言葉は私が苦しい時に大切にしている言葉です。目の前の苦しいと思うこともこの苦しみは自分を成長させてくれるものだと考えて行動するのか、苦しいから諦めて何も行動しないかによって、あなたの人生はまったく違うものになると思います。振り返ってみると、上手くいったことより苦しかったときのことの方が笑い話になっていることが多いです。
あなたの人生は一度きりしかないのです。「人生の主人公はいつも自分」。
本気で一秒を大切にして生きることで不可能が可能になり、最高に幸せな人生を手にいれることが出来るのだと思います。
さあ、今日も一日を楽しみましょう。
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