『すぐに運を良くして幸せになれる方法とは!?』【満福寺3月お寺のお便り】

お寺の話

こんにちは。京都市中京区にある、西山浄土宗寺院・加賀山 満福寺の住職をしています。内海秀乘(うつみしゅうじょう)です。

3月になり、だんだんと寒さが和らいでまいりました。みなさまは季節の変わり目で体調は崩されてないですか?

令和大改修プロジェクトですが、山門の屋根瓦の工事も完了し、これからは最後の庭園の作庭工事に入る予定をしており、いよいよ完成も近づいてまいりました。

3月はお彼岸の月になります。お彼岸の7日間は、仏教徒にとって大切な学びの期間であり、普段は当たり前だと思っていることは「本当は当たり前ではなく有難かったのだ」ということに気付き、感謝の気持ちを持って阿弥陀様やご先祖様に「南無阿弥陀仏」と感謝のお念仏をお称えする大切な期間になります。

『すぐに運が良くなり幸せになれる方法』とは!?

以前、布教師研修会で講師をされていた、あるご住職様が『すぐに運が良くなり幸せになれる方法』というものを紹介されていました。

みなさんはこんな方法があればすぐにでも試したいと思われますか?

そのご住職様曰く、

運が良くなり幸せになる為には、「お墓参り」をするといいのだそうです。

なぜ、『お墓参り』をすると運が良くなるのか?

それは、「宗教」という字の「宗」という字には「おおもと・唯一の」という意味の他に、「祖霊」という意味があるそうです。つまり、「祖霊」というのはご先祖様ということです。

今の自分自身を振り返ってみると・・・

「お箸の持ち方は誰に教えてもらったのか?」

「朝起きた時に『おはよう』、悪いことをしたときは『ごめんなさい』など、挨拶はきちんとしなさいよということは誰から教わったのか?」

これらは父母や祖父母、その先のご先祖様たちが繋いできた教えになります。そして、これらのすべてが宗教になるのだそうです。

つまり、教えてもらったことを代々受け継いできて、その先頭にいるのが自分になる。これこそが宗教のおおもとの教えだそうです。

そうは言われても・・・

私たちの中にご先祖様はいるということになかなかピンとこなくても、

「心臓を止めてみなさい」と言われても心臓は止められないと思います。これは、自分の意志で心臓は動いてないからであって。このことからも多くの見えない「あなたを生かそうとする力」に生かされていることが分かると思います。

あなたを生かそうとする存在があなたの中にある。その存在がご先祖様であり阿弥陀様になるのです。

今、自分のこの体が少し温かくて、熱いものがこみ上げてくるなと思うこと、心が痛い、胸が痛いと感じること、そのこと全部に対して、阿弥陀様もご先祖様も確かに存在することを感じられる。

そのことを思ってお墓参りをすることで、今生きているだけでも有難いことに気付かされ、おかげさまの心が育まれ、自然と運が良くなり幸せになれるのだとお話をされていました。

 お彼岸は当、満福寺が大切にしている教えである、「六度満行」を実践する最適な期間であります。

この期間にお墓参りをしてお先祖さまに感謝の気持ちで手を合わせていただいた後、自分自身やご縁のある周りの人に「六度満行」を実践していただいて自分も周りの人も幸せにしてみてはいかがでしょうか?

お知らせ

次の通り、春のお彼岸のおつとめを致しますので、賑々しくご参詣下さい。3月のお彼岸は私がお説教をいたします。

★三月二十一日(火)午後1時半より

13:30~   お説教(満福寺住職 内海秀乘) 
14:20~   春彼岸会法要
15:00頃終了予定

お説教だけの参加でも大歓迎です。たくさんのお参りお待ちしております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました