こんにちはしゅうちゃんです。
皆さんは毎日の仕事や人間関係のストレスで、「最近、落ち込むことが多い」「疲れているのに、なかなか眠れない・・」といった悩みを抱えていないでしょうか?
ストレスが原因で起こる体と心の不調には「元気がない」「意欲が湧かない」「憂うつな気分」「夜に寝れない/朝、起きれない」「体調不良が続いている」などがあります。
このような、ストレスからくる不安や抗うつをやわらげ、不眠症が治る方法があるのです。
それは、すばり「マインドフルネス瞑想」です。
満福寺でも御朱印をお待ちいただいている時間に本堂で「マインドフルネス」を実践していただいています。興味を持たれた方は最後まで読んでいただけると嬉しいです。
今回、皆さんが「マインドフルネス」の効能に興味を持ってもらえたら、まずは一回実践してもらいたいです。
そして、ストレスからくる不安や体調不良の改善を少しでも実感していただいて、一人でも多くの皆さんの心と体が軽くなり、幸福な人生の一歩に繋がると嬉しいです。
マインドフルネスとは?
皆さんは「マインドフルネス」という言葉をご存知でしょうか。
最近、テレビでもよく耳にするので名前は聞いたことがあるという人でも「マインドフルネス」とは、実際は何なのか分からないという方も多いと思います。
また、「マインドフルネス」とはマインドコントロールを連想し、怪しいものだと誤解している方もいるかもしれません。
「マインドフルネス」とは、上座仏教(テーラワーダ仏教)で「仏陀の瞑想」とされているものを、そのままのカタチで、あるいは、宗教の枠を超えて、心理学やうつ病治療などの現場でも応用されている瞑想法になります。
私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めています。
特に、過去の失敗や未来の不安といったネガティブなことほど、考えを占める時間が長くなりがちです。
つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているのです。こうした「心ここにあらず」の状態から抜けだし、心を“今、この瞬間”に向けた状態を「マインドフルネス」といいます。
要するにマインドフルネスとは
「今、ここ」に注意を向け、マインド(心)をフル(めいいっぱい)に使うことを言います。
マインドフルネス状態になると、不安をやわらげる効果や仕事や勉強に役立つ集中力を高める効果が期待できるため、生活に取り入れる人も最近では増えています。
実際、「グーグル」や「Facebook」、「アップル」などのシリコンバレーでは社内研修として取り入れられ、海外ではすでにマインドフルネスが日常習慣になっています。
また、マインドフルネスは精神的なストレスを抱える人だけでなく、体調不良などの身体的なストレスに悩む人や認知症の予防に対して有効ともいわれています。
マインドフルネス瞑想法
マインドフルネスをどのように実施するか、これを正しく知ることは、マインドフルネスの効果を享受するには重要です。基本的なマインドフルネス瞑想とは「姿勢を正す」と「自分のしている呼吸に意識を向ける」この2点を意識することが大切になります。
【基本的なマインドフルネス瞑想】
- 1、姿勢を正す
- 2、自分のしている「呼吸」に意識を向ける
- 3、大きく5回深呼吸
- 4、呼吸を続ける(3分~10分)
- 5、雑念が生じたら呼吸に意識を集中
- 6、意識を自分に戻していく
姿勢を正す
まず、イスに座り姿勢を正す
イスに座り姿勢を正すのですが、その際、座骨を座面にしっかりとくっつける。骨盤を垂直に立てたイメージで腰掛ける。
背もたれに寄りかからず、天井から伸びた糸に頭部が吊るされているイメージで背筋を伸ばす。などに注意します。
正しい姿勢でイスに座れたら、両手を太ももの上に置いて静かに目を閉じましょう。
ただ自分のしている「呼吸」に意識を向ける
呼吸は意識的にするのではなく、浅すぎず深すぎず自然なペースで呼吸を心掛けます。
大きく5回深呼吸
大きく5回深呼吸します。深呼吸することで今からマインドフルネスをすると自分の脳のスイッチをいれます。
また、深呼吸にはストレスを軽減する効果があります。
呼吸を続ける
自然なペースで5回の呼吸が終わっても、呼吸を続けます。その際、自分の意識を呼吸に集中し、鼻から入って出ていく空気の流れだけに注意を向けるようにする。
雑念が生じたら呼吸に意識を集中
雑念が生じたら呼吸に意識を集中します。
呼吸を続けるうちに、この呼吸方法は正しいのか?今、外で音がしたけれど何の音?など
なかなか集中できないといった雑念が意識の中に生まれることがあります。
むしろ最初の方は、たった3分でもまだ終わらないのかと雑念が生じるのが普通です。雑念が生じても「最初は雑念が生じるのが当たり前」ぐらいの気持ちで呼吸に意識を戻すようにすると私の場合は上手くような気がします。
ふと、雑念が生じたと気が付いたら、考えすぎず軽い気持ちで呼吸に意識を集中するよう努めましょう。
意識を自分に戻していく
「雑念が生じたら呼吸に意識を集中」を5~10分程度繰り返したら、呼吸だけに集中させていた意識を、少しずつ自分そのものに戻していきます。自分に意識が集中できたら、ゆっくりと目を開けて「マインドフルネス瞑想」を終了してください。
マインドフルネス瞑想を行う際の注意点
マインドフルネス瞑想を行う際に、注意しなければならないことは、以下の3点になります。
- 目的意識を持つ
- 意識の中に生じてきた雑念を流す
- 眠らない
目的意識を持つ
1つ目は、目的意識を持つことです。
頭の中をすっきりさせたい。不安な気持ちを解消したい。心穏やかになりたい。など、
何を目的にしているのかを瞑想を行う前にはっきりと意識します。
雑念を流す
2つ目は、意識の中の雑念を流すことです。
周囲の雑音、自分の心の中の雑念などに意識が向いてしまったら、一旦それを受け止め、より深い呼吸を意識しながら雑念を川に流してしまうイメージをふくらませ、再び瞑想に戻ります。
ただ、雑念を戻そうと意識しすぎると逆に雑念に意識がいってしまうので、あまり深く考えすぎないことが大切です。
眠らないこと
3つ目は、眠らないことです。
リラックス状態を目的とした瞑想の場合、眠ってしまうこともあるでしょう。しかし、頭の中をクリアにしたい場合、眠ってはいけません。夢に悩みが出てくるなどリラックスできないことがあるからです。
マインドフルネスによって得られる効果
マインドフルネスによって得られる効果には以下のようなものがあります。
1、集中力、記憶力、作業処理スピードの向上
2、ストレスに関する遺伝子の数の減少
3、抗炎症効果
集中力、記憶力、作業処理スピードが向上する
1つ目は、マインドフルネスをすると、集中力や記憶力、作業処理スピードの向上があげられます。
ハーバード大学は、管理職を被験者としてマインドフルネス前後の作業処理スピードを、正確性や複数同時作業などの効率性といった項目から調査しました。その結果、マインドフルネスが不十分であったグループと比較した場合、
・スピード
・集中力
・記憶力
といったすべての項目でマインドフルネスを実施した被験者のほうが数値がアップしたそうです。
ストレスに関する遺伝子の数が減る
2つ目は、ストレスに関する遺伝子を減少させることです。
ワシントン大学では、慢性的にストレスを感じている被験者210名に対してマインドフルネスを6カ月間実施し、ストレスに関する遺伝子数の変化を調査しました。
その結果、「マインドフルネスを実施した被験者のストレスに関わる遺伝子数が減少した」という報告がなされたのです。この実験から、マインドフルネスに不安やストレスを軽減する効果があると分かりました。
抗炎症効果が期待できる
3つ目は、抗炎症効果になります。
オハイオ大学では、乳がんを克服した被験者200名を100名ずつのグループに分け、3カ月後に血液検査を実施しました。
その結果、マインドフルネスを行ったグループでは、3つの炎症マーカーの数値がそれぞれ10〜15%減少したのです。このようにマインドフルネスは、精神的な安定だけでなく身体面での抗炎症効果も期待できると分かっています。
マインドフルネスのデメリット
マインドフルネスにはいくつかのデメリットもありますが、以下のことを注意して実践してもらえれば無理なくマインドフルネスを続けることができます。
ストレスやうつ症状を悪化させる場合も【デメリット①】
ストレスの低減やうつなどの症状緩和を期待してマインドフルネスを行ったにも関わらず、リラックスすることが難しくなってしまい、逆に症状を悪化させてしまう場合もあるそうです。
例えば、うつ症状としてネガティブな感情を抱えている場合、かえって不安感を増大させてしまうことがあります。
このような症状の人は「とにかく早くよくなりたい」という思いが強いと思います。
ただ、どれくらいでよくなるかはその人の症状や内外の環境によってそれぞれです。すぐにストレスなどを解消できる人もいれば、時間がかかってしまい、なかなか上手くいかない人も中にはいるのです。
なので、この問題を解消するには、続けていれば必ず良くなると信じてマインドフルネスを実践することと、自己流ではなく、「落ち着いて」マインドフルネスを説明通りに忠実に実践する。
そうすれば、一定の期間で症状が緩和する方が多いといわれています。
私はこのように上手くかない場合には、
「上手くいってもいい」「上手くいかなくても大丈夫」とりあえず1回だけやってみるぐらいの軽い気持ちでマインドフルネスを実践してみるのが大事だと思います。
また先程、マインドフルネスのやり方で説明した通りにできなくても、落ち込まないこと。「上手くいかないこともある、だんだん出来るようになる」という前向きなポジティブ思考がマインドフルネスを習慣化できるコツになると私は思います。
「良くなるかは分からない、もしかしたら効果はないかもしれないけれど、マインドフルネスをしたら少し気持ちが楽になってラッキー!」ぐらいの気持ちでマインドフルネスを実践されることをオススメします。
瞑想、リラックスすることが難しい【デメリット②】
2つ目は、瞑想、リラックスの難しさになります。
マインドフルネスの実施方法を知っているからといって自己流に行った結果、瞑想が深まらない、リラックスできないという可能性も否定できません。
神経を集中させようとするあまり、気が散ってしまったり興奮が収まらなくなったりするという場合も考えられるのです。
このような場合の対処法としては
人は「~してはいけない」と否定されると自然と「したい」思ってしまいます。
例えば、電車に乗っていて向かいの席に座っている少し怖そうな人を見つけてしまったとき、
相手を見てしまったら、「何見てるんやっ!」と声をかけられたらどうしようと思い、「絶対に見たらいけない」と思えば思うほど、つい見たくなってしまうという経験はないでしょうか?
そうなんです、人は「してはいけない」と思うと、してしまう生き物なのです。
なので、「マインドフルネスでも雑念を抱いたらダメ、集中しないとダメ」と思えば思うほど、雑念が生れ、集中できなくなってしまうのです。
つまり、マインドフルネスをする際、呼吸に集中できないときは、集中できなかったら辞めてもいいし、気が散ってしまったら一旦、リセットして最初から始めればよいのです。
また、自己流ではなくマニュアル通りにマインドフルネス瞑想をすることで瞑想しやすくなると思います。
満福寺式IAP呼吸法マインドフルネス瞑想とは
実は、満福寺のオリジナルのマインドフルネス瞑想法を考案したので、それも紹介していきたいと思います。
しゅうちゃんが考え出した、カラダも健康になり、心もスッキリできる一石二鳥の『満福寺式マインドフルネス』をぜひ一度、体感してもらえると嬉しいです。
私も毎朝、本堂でお勤めをした後の一日のスタートと就寝前の3分間で「満福寺式マインドフルネス」を実践しています。
満福寺では御朱印をお待ちいただいている間、せっかく満福寺まで足を運んでいただいているので、もし気持ちが落ち込んでいたら少しでも気持ちを楽にして明日から前向きになっていただきたい。
嬉しい気持ちのときは、満福寺に来てよかった幸せだなと思ってもらえるように本堂でマインドフルネスを実践していただいています。
基本的には、このマインドフルネスは上記で説明したマインドフルネスのやり方とほとんど一緒なのですが、「満福寺式マインドフルネス」は呼吸の方法が他のマインドフルネスとは違う点になります。
IAP呼吸法とは
その異なる呼吸法とは「IAP呼吸法」というものになります。
「IAP呼吸法」とはスタンフォード大学のスポーツ医局が取り組む、最新メソッドで、体内圧力を高めてダメージを完全にブロックすると言われている呼吸法です。
マインドフルネスは呼吸に意識を向け続けることで、「今、この瞬間」に注意をとどめ続ける方法です。
マインドフルネス瞑想の呼吸とは一般的には腹式呼吸で瞑想をされる方が多いです。腹式呼吸とは吸うときにお腹をふくらませ、吐くときにお腹をへこませるという呼吸法になります。
それとは違い、お腹に圧をかけたまま息を吐くのが「IAP呼吸法」になります。
IAP呼吸法では、体幹部、いわゆる「コア・マッスル」が強化されるため、上半身の安定性が増し、姿勢改善にもつながります。
IAP呼吸法のポイント
IAP呼吸法のポイントは「横隔膜」と「体内の圧力」になります。
「IAP」とはIntra Abdominal Pressureの略で、日本語に訳すと「腹腔内圧」。人間のおなかのなかには「腹腔」と呼ばれる胃や肝臓などの内臓を収める空間があり、この腹腔内の圧力が「IAP」になります。
IAPが高い(上昇する)場合は、肺に空気がたくさん入って腹腔の上にある横隔膜が下がり、それに押される形で腹腔が圧縮され、腹腔内の圧力が高まって外向きに力がかかっている状態を指すそうです。
腹式呼吸との違い
IAP呼吸法は、息を吐くときにお腹をへこませる腹式呼吸とは異なります。
腹式呼吸の場合は、息を吐く時にお腹をへこませてIAP(腹圧)を弱めるのですが、腹圧呼吸ではおなかをへこませず、息を吐くときも圧をおなかの外にかけるように意識し、お腹周りを固くしたまま息を吐ききるのが特徴です。
慣れないうちはかなり意識しないとできないので、難しいと思いますが、こんなものかなぐらいで大丈夫です。
少しずつ慣れてきて、「意識を自分の体に向けていること」が出来れば、雑念からしばし離れ、脳もスッキリするように感じることが出来ます。
IAP呼吸法のやり方
次にIAP呼吸法のやり方を解説していきたいと思います。
IAP呼吸法には「横隔膜の可動力」がきわめて重要になってきます。
胸だけの浅い呼吸をしていると、肺の下にある横隔膜をあまり動かせないため、本来上がったり下がったりする横隔膜の動きが悪くなるそうです。
するとおなかに圧力はかかりにくくなり、体は縮こまり、姿勢が悪くなり、中枢神経の信号も体の各部に届きにくくなるため、より疲れやすい体になるわけです。
逆に横隔膜をしっかり下げて息を吸えば、腹腔が上からプレスされ、外側に圧力がかかることに。横隔膜を下げながら息を目一杯吸い、お腹をパンパンに膨らませたまま息を吐くのが、自然に腹圧がかかった「腹圧呼吸」になります。
横隔膜を下げて腹腔内に圧力が生じた結果、おなかは外側へ膨らみ、体幹まわりの筋肉が360度ぐるりと伸びることになります。これが、おなかが大きく固くなる仕組みです。
また、「おなかの内側から圧力」がかかると、それを押し返そうとして「おなかの外側からの筋力」も働くことになります。
このダブルの力で、体の中心(体幹と脊柱)がしっかり安定し、姿勢が整うということ。これが、IAPを高めることによる「体の中心・基礎固め」効果になります。
とりあえず一回、「IAP呼吸法」をやってみよう!
何に対しても「今回もまた上手くいかないかな」と考えるより。とりあえず一回は実践してみることが大切です。
やってみて自分に合わなければやめてしまえばいいので、興味を持たれたら1分でもいいので、やってみる、続けることが習慣化するコツです。
さぁ、とりあえず一回、「しゅうちゃん」に騙されたと思って「IAP呼吸法」をやってみてください!
取り組む前に
まず「IAP呼吸法」を取り組む前に注意する点があります。
- できるだけリラックスしておこなう。
- 決して無理をせず、体調が途中ですぐれなくなったりしたときは中断する。
- 疲労を防止するためにも、「1日最低1回」は取り組む。
「IAP呼吸法」は最初は椅子に座っておこなう方が腹圧呼吸を実感しやすいと思います(所要時間は約1分)
筋肉に力を入れずに、できるだけリラックスして行いましょう。
決して無理をせず、体調が途中ですぐれなくなったりしたときは中断しても大丈夫です。その際はコンディションが戻ってから再開しましょう。
疲労を防止するためにも、「1日最低1回」は取り組みましょう。
そして慣れてきたら、今度は手を使わずに行い、立ってできるようになったら普段の生活の中にでも「IAP呼吸法」を取り入れ実践し、できるだけ腹圧を高めて呼吸するようにシフトしていけばOKです。
私は電車やバスの待ち時間などのスキマ時間にも「IAP呼吸法」を取りいれたりしています。
IAP呼吸法のやり方
・耳と肩のラインを真っ直ぐにして座る。
・手のひらを上にして、指先を体に向け指を足の付け根に差し込んでいく。
・肩を上げずに、5秒かけて鼻から息を吸い、足の付け根に差し込んだ指をお腹で徐々に押し返すようにお腹を膨らませる。
・腹圧をキープしたまま5~7秒かけて息を吐きます。
・息を吐ききったら、お腹を一度緩めて3~5を5回ほど繰り返す。
1.耳と肩のラインを真っ直ぐにし座ります。お腹と太ももは90度で肩はリラックスします。
2.次に、手のひらを上にして、指先を体に向け、指を足の付け根(鼠蹊部)に差し込んでいきます。
3.肩を上げずに、5秒かけて鼻から息を吸い、足の付け根に差し込んだ指をお腹で徐々に押し返すようにお腹を膨らませる。(指がお腹にはじかれていれば、お腹全体にきちんと空気を取り込んでいるという証拠)
4.腹圧をキープしたまま5~7秒かけて息を吐きます。
次のポイントは肋骨です。息をゆっくりと吐くときに、膨らむのをキープすると肋骨が下がっていく。肋骨が真っ直ぐに下りていくのが、感覚でわかると「IAP呼吸法」が出来ている証拠です。
5.息を吐ききったら、お腹を一度緩めて3~5を5回ほど繰り返す。(1日1分)
おおげさに胸を突き出したり、肩甲骨を締めて姿勢を作ったようにするのではなく、横隔膜を下げるイメージで腹圧だけ意識して行いましょう。すると呼吸によって締める筋肉がでてきますし、自然な姿勢になっていきます。
IAP呼吸法で得られる効果
・疲労回復効果
・自律神経が整い、ストレスの軽減につながる。
・体幹が安定して、正しい姿勢になる
・疲れやケガも防げる。腰痛の予防、解消になる。
「IAP呼吸法」で腹圧が高まることで、体の中心(体幹と脊柱)がしっかり安定します。体幹と脊柱が安定すると、正しい姿勢になります。
正しい姿勢になると中枢神経と体の連携がスムーズになる。中枢神経と体の連携がスムーズになると、体が「ベストポジション」(体の各パーツが本来あるべきところにきちんとある状態)になる
体が「ベストポジション」になると、無理な動きがなくなる。無理な動きがなくなると、体のパフォーマンスが上がり、疲れやケガも防げるという効果があります。
疲労回復効果
腹圧とはお腹をパンパンに膨らませてお腹の中からも外からも
圧力がしっかりかかって、お腹が固くなっている状態です。
人は腹圧が弱まると、身体が疲れやすくなります。
疲れやすい人、しっかり寝ているのに疲れが取れない人は腹圧が原因かもしれません。
自律神経が整い、ストレスの軽減につながる
腹圧呼吸では横隔膜を上手く動かすことが重要でして
横隔膜と自律神経というのが密接に関係しているんですね。
実は横隔膜には自律神経が集中しているんです。
なので横隔膜を活発に動かすことで自律神経の動きも良くすることができます。
体幹が安定して、正しい姿勢になる
腹圧呼吸により腹圧が高まると体幹が安定します。
また脊柱も安定します。
どちらも身体の中心になるものですので、体幹と脊柱が安定することで
正しく良い姿勢をキープすることが出来るようになります。
腰痛の予防、解消になる
体幹が安定して正しく良い姿勢をキープすることができれば
自然と腰痛の予防になります。
また腹圧呼吸をやりながら腰回しをすると
今まで使えていなかった筋肉や骨が動くのがわかります。
定期的に腹圧呼吸をしながら腰回しや、その他にも凝りがある箇所の
ストレッチをするととても効果的です。
IAP呼吸法マインドフルネス瞑想
お待たせしました。それでは「満福寺式IAP呼吸法マインドフルネス瞑想」のやり方を解説していきたいと思います。
1、背筋を伸ばして座る。
2、息を吸ったときに、おなかがふくらむのを感じ、息を吐くときもおなかのふくらみを感じて息を吐く。
3、雑念が浮かんできた場合は、その雑念もありのままに受け入れる。
【基本的にはその他のマインドフルネス瞑想と同じですが、呼吸のやり方が違います】
満福寺式マインドフルネスやり方
1、背筋を伸ばして座る。目は軽く閉じるか、薄く開けて斜め前を見る。
2、息を吸ったときに、おなかがふくらむのを感じ、息を吐くときもおなかのふくらみを感じて息を吐く。心の中で「膨らみ、膨らみ」と実況する。
3、雑念が浮かんできた場合は、その雑念もありのままに受け入れ、「色々と考えてしまうけど、まぁいいか」ぐらいの考え方で、そろそろマインドフルネス瞑想に「戻ろう」と心の中で自分自身に言い聞かせ、再び呼吸に意識を戻します。めい想は、1日3~10分ほど行い、慣れてくれば時間をのばしても構いません。
ただ、私がオススメするのは基本的に時間を決めてしまうとまだ終わらないのと意識が終わることにいってしまうため。まずは30秒から始め、少しでもできた自分を「よくできた」と褒めてあげる。
これが1週間続けば、自分にご褒美を与える。そして1週間出来たら期間や時間を少しずつ伸ばしていく。最初から大きい目標を立ててすると挫折しやすいので少しから始める。
もし、徐々に伸ばして大変なようなら現状維持で続けていく。これのくり返しをすることでマインドフルネスを習慣化できる秘訣になります。
以上が満福寺式の「IAP呼吸法」マインドフルネス瞑想になります。
通常のマインドフルネスの呼吸を「IAP呼吸法」に変えただけなのですが、リラックス効果と腹圧の効果でカラダも健康になれるという、いいとこ取りができる一石二鳥のマインドフルネスだと思いませんか?
ぜひ興味を持たれたら、一回でもいいので実践してもらえると嬉しいです。
その他のマインドフルネス
朝10分の歩行瞑想
以上、紹介してきた他にも私が実践しているオススメのマインドフルネス瞑想がありますので、少し紹介したいと思います。
それは朝に10分間の『歩行瞑想』をすることです。
この歩行瞑想とは歩いている自分の身体が動く感覚に集中します。
自分の腕や足の「今ここで」の動きや感覚に注意を向けることで、普段絶え間なく働いている脳を鎮めてリラックスさせる効果が期待できます。
この歩行瞑想には、ただ座ってマインドフルネスのをするよりも感覚的にわかりやすく、集中しやすいというメリットがあります。
イスなどに座った状態だと動きがないため、意識が漫然となってしまうことが多いですが、
歩行瞑想は「片足が着地した瞬間に、もう片方の足が上がり始めていることに意識を向けよう」といった具合に、体の感覚をもとにした意識ポイントがいくつか存在するため、比較的に取り組みやすい瞑想法だと言えると思います。
また朝起きて、太陽の光を浴びることで脳内の神経伝達物質の1つであるセロトニンの分泌が促進されます。
このセロトニンは精神面に良い影響を及ぼす物質として知られており、セロトニンの効果としては以下のような
- 精神面の安定に影響する(安心感や平常心をもたらす)
- ストレスや疲労を軽減する
- 季節性情動障害(SAD)の症状を軽減する
- 集中力がUPする
- 晴れ晴れしい気分になる
などの良い効果があります。
特に、朝に散歩をすることは、体内時計をリセットする効果があり、不眠症が解消され、就寝時に寝つきが良くなるという効果も期待できます。
人体の構造上、体内時計をリセットしてから15時間~16時間後にメラトニンが分泌され、眠気を感じます。
例えば、7:00頃に朝散歩をすれば、22:00~23:00頃に眠気が襲ってくるので健康的な生活ができます。
これで、不眠症に悩んでいる方も心も体もスッキリとなり、充実した幸せな毎日が過ごせると思います。
特に、私のオススメは「オーディオブック」を聞きながら毎朝10分間の歩行瞑想をすることです。
朝10分間の歩行瞑想中のスキマ時間に本を聴いて勉強する – audiobook.jp朝起きてからの3時間は脳のゴールデンタイムと言われているように一番脳が活発に働いている時間帯なので、その時間を利用して耳で読書することを習慣にしています。
運動しながら耳で読書しているので、記憶に残りやすいというメリットがあります。
そのときに先程紹介した、「IAP呼吸法マインドフルネス瞑想」を実践していただけると、頭がスッキリして、朝から仕事に集中できます。
運動もしたい、マインドフルネスもしたいという方にはこの「歩行瞑想」がオススメです。
まとめ
長くなりましたが、マインドフルネスを解説させていただきました。
私たちは、毎日、多くのストレスにさらされて生活しています。
このストレスの中で休むことなく働き続けている脳を休めてあげることで、充実した毎日が過ごせるようになると思います。
「マインドフルネス」の効果は数々の研究で明らかにされており、起床時や就寝時、休憩時間にマインドフルネスを取り入れることでストレスからくる不安や抗うつをやわらげ、不眠症が解消されることが証明されています。
どれだけお金があっても健康な心と体がないと絶対に!!幸せにはなれません。
そして、疲れない健康的な体を手に入れることができれば、まわりの家族にも迷惑をかけずにすみ、自分のやりたいことに挑戦することが出来きて、幸せな充実した毎日が過ごせると思います。
最後に一言だけ、
少しでも興味をもって「いいな」と思ったらまず行動してみる。その一歩があなたの人生を変える一歩になります。
ぜひ、1日1分だけでもいいのでまずは1回、そして、1回でもできた自分を「よくできた」と誉めてあげて「明日も1回だけでもいいのでとりあえずやってみよう」という小さなことから始めてもらう。
多くの皆さんがマインドフルネスを実践していただいて、健康な心と体を手に入れてもらえると嬉しいです。
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