この言葉はロックバンド「サンボマスター」の『できっこないをやらなくちゃ』の歌詞です。
この歌をテーマソングとしてずっと大切にしているのが、福井商業高等学校チアリーダー部「JETS」であります。
「JETS」は、映画「チアダン」のモデルになったチームであります。
この「JETS」の顧問である、五十嵐先生は体育教師ですが、チアはもとよりダンスも未経験でしたが、たまたま見ていたチアダンスの映像を見て、私が目指すのはこれだと確信し、2006年の創部から僅か3年で全米チアダンス選手権大会優勝をなしとげられました。
五十嵐先生は福井商業へ赴任する前の学校では、生徒とはこういうものだという狭い考え方を生徒に押し付けてしまい生徒と衝突を繰り返し、悩み苦しみ自分自身が学校に行けなくなってしまったこと、福井商業に赴任してからも50年以上続いていた伝統あるバトン部をチアリーダー部にする際、OBや保護者から猛反対されるなどの大変な経験を多くされました。
しかし、どんな困難にもめげずに『夢は叶う』『人は変われる』という強い信念を持ち続け、諦めず前に進み続けた結果、このような素晴らしいものを手に入れられたのだと私は思います。
心理学にもプラシーボ効果というものがあり、偽物を与えられたとしても、本物だと信じることで、心の持ちようが変わり、それが心身に絶大な好影響を与え、本物以上の効果が期待できるというものがあります。
『般若心経』というお経は「観自在・・・」と始まりますが、これは「周りと比べてしまい苦しんでしまう前に、まず自分のありのままの存在(姿)を観察して、自分を信じて一歩ずつ前に進んでいきましょう」と説いています。 諦めてしまうとそこで終わってしまうが、諦めず自分を信じ、一歩ずつでもいいので前に進み続けることで実は少しずつ成功に近づいているのです。
さぁ、できっこないをやらなくちゃ。
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