相手の心を動かせるコーチングテクニック①~相手の心のシャッターをあげる~

おすすめ本紹介

こんにちは、「しゅうちゃん」ことお寺の住職・保育教諭をして15年目の秀乗です。

お寺の住職・こども園で働く中で、檀信徒様との対人関係子ども達への指導でコーチングテクニックがかなり役に立っていると感じます。

コーチングを知る前は「檀信徒様と話をするのがちょっと苦手だな」、子どもに対しても「何で自分の言うことを全然聞いてくれないのだろう」と悩むことが多かったですが、コーチングのテクニックを使うことで、これらの悩みがかなり少なくなったと感じます。

職場での人間関係や子育てで悩んでいる方が、コーチングのテクニックを知ってもらうことで、少しでもこれらの悩みが解消されると嬉しいです。

今回のコーチングテクニックは『心のシャッターをあげる』です。

コーチングとは?

コーチングとは、対象者の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出しながら、目標達成に向けてモチベーションを高めるコミュニケーション技術です。

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しゅうちゃん、おすすめのコーチング本『新・コーチングが人を活かす』です。コーチングテクニックが分かりやすく解説されていて、とても良い本なので興味を持たれた方はどうぞ。

コーチングとティーチングの違い

ティーチングの定義

ティーチングはその名の通り、先生が生徒に授業を行うように経験豊富な人が、経験が浅い人を相手に自分の知識やノウハウを伝えるという手法です。

ティーチングにおけるコミュニケーションのスタイルは、指導者から指導を受ける側への一方通行となります。

また、ティーチングは指導者側が明確な答えを持っているという前提で行われることが多いです。 1対1で行われることもありますが、1対大人数の講義形式で行われることもあります。

コーチングの定義

コーチングは、対話を通してコーチングの受け手が、自ら答えを導き出せるようにサポートする指導の手法です。

コーチングにおけるコミュニケーションスタイルは、コーチする側とコーチングを受ける側が双方向となります。また、コーチングは指導を受ける側が答えを持っているという前提で行われることが多いです。

コーチングは基本的に1対1で行われ、相手に適切な質問を投げかけることで、本人の力で正解を導き出せるよう手助けをしていくものです。 ティーチングとは異なり、人間関係をしっかりと築き上げていく中で相手のやる気を引き出し、本人の努力をサポートしていく手法になります。

心のシャッターをあげる

コーチングの鉄則は

『相手の発見を促し、安心して人を動かすこと』です

コーチングで最も大切なことは、「発見を促すこと」とコーチングに関する書籍には多く書かれています。

「発見を促すこと」とは相手の中にある、相手さえもそこにあると気付いていない内側の情報を「一緒に探索」し、見つけ出すというのがコーチングの基本になります。

『心のシャッターをあげる』というのは人と人とが向かいあえば、どうしても摩擦が生じてしまいます。

人は基本的には、自分以外の人間に対して防衛本能を働かせてしまう生き物です。

そこで、無意識のうちに「誰に言っても、どうせ誰も分かってくれない」「やっても無駄だ」と思ってしまい、心にシャッターを下ろしてしまいます。

そして、

このような、「心のシャッター」が誰にでもあることをほとんどの人は気付かず生活しています。

どうすれば、「心のシャッター」をあげることができるのでしょうか?

相手の「心のシャッター」をあげる方法

相手の「心のシャッター」をあげるには、

相手にかける常日頃の通りがかりの一言一言にどれだけ気持ちを込めて声掛けができるかが、相手の協力者になれる大事な一歩になっていきます。

例えば、

「ありがとう」や「おはよう」などの

そんな当たり前の一言に、どれだけ気持ちを込められるかで、相手の心のシャッターの上がり下がりは変化していくのです。

その上で、相手の発見を促すための質問をしていきます。

一つの答えを受け取ったら、

「そんなんだね」や「そんな風に考えていたんだね」

受け取ったことを相手にちゃんと伝えるようにします。

それから、

「それで」や「それから」などを使い、相手を自由にさせます。

話をしている中で話の細部まで関心が生れてきたら、

「もっと聞かせて」と相手にまた質問をしていきます。

《コーチングテクニック(相手の心のシャッターをあげる)

「また受け取って」(そうなんだね)

「受け取ったことを相手に伝え」(それで、それから)

「促し」(もっと聞かせて)

「また質問する」

この過程が繰り返されると、相手はあなたを信頼してくれ、

自然と相手の心のシャッターがあがるのです。

まとめ

今回は『心のシャッターをあげる』を紹介させていただきました。

コーチングは何か難しいことをするのではなく、基本的には「相手の発見を促し、安心して人を動かすこと」になります。

「自分にはできない」ではなく、まず、「やってみる」ことが大切です。行動を起こさないと何も始まりません。

これから、いくつかのコーチングテクニックを紹介していきますが、

これらのコーチングテクニックを実践してもらうことで、職場や家庭での人間関係が良くなり、皆さんが幸せで充実した生活をすごしてもらうきっかけに繋がれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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