『ありがとう』を一万回言えば、必ず幸せになれる。

おすすめ本紹介

『ありがとう』を一万回言えば、必ず幸せになれる。大好きな人に「ありがとう」。大切な人に「ありがとう」。身近な人にこそ「ありがとう」

まずは一日一回の「ありがとう」から始めてみよう。幸せな生活を待ち望むのではなく、自らが行動することで初めて幸福な生活を手に入れられるのです。

幸せになりたいのなら、まず自分から行動を起こして周りの人を幸せしてあげよう

最強のことば『ありがとう』

昔から言霊と言われるように言葉には不思議な力があります。特に最強の言葉が「ありがとう」「愛している」です。

言葉とは音です。音とは振動です。私たちがミュージシャンの腹の底から歌う歌に感動し、その音にのっている言葉に涙するのは、そこに自分の心を揺るがす強いエネルギーがあるからだと思います。

自分が良い言葉を使っていると相手にも良いエネルギーが伝わり、最終的にその良いエネルギーが何倍にもなって自分に返ってきて、自然と良いことが引き寄せられるのです。  

逆に「最悪」、「ついてない」、「嫌だな」などの良くない言葉ばかり使っていると相手にもそのような負のエネルギーが伝わり、結果、自分に負のエネルギーが返ってくる。

そして、良くないことが立て続けに起こってしまうのです。皆さんもそんな経験はないでしょうか?

自分の言葉の積み重ねによって人生が良いものにも良くないものにも自分次第で変化していくのです。

ご先祖さまにも『ありがとう』

仏教では法要のことを『回向』(えこう)と言いますが、これはまず先に私たちが「今日まで不思議なご縁・見えない力によって生かされたことに感謝し、おかげさまです。ありがとうございます。」とご先祖様に功徳と感謝の気持ちを先に伝え、その功徳が何倍にもなって自分たちのところに返ってくることを言います。

そして、感謝の心が皆さんの心に生まれた結果、みんなの心が安らかになり。普段の当たり前の生活に感謝することができ、自然と毎日の生活が豊かになっていくのです。

南無阿弥陀仏とは

そもそも「南無阿弥陀仏」の意味は、

『南無』は帰依する、分かりやすく言うと「お願いする、おまかせする」という意味があります。

『阿弥陀』の「阿」はアンラッキーの「Un」で、「否定」の意味を表す接頭辞です。

「弥陀』は「メートル」からきていると言われており、「メートル」=「測ることができる」に否定の接頭辞「Un(あ)」がついて「測ることができないもの」になります。つまり『不思議なもの、目に見えない力にお任せする、感謝する」という意味になるのです。

簡単にいうと「南無阿弥陀仏」「ありがとう」と同じ意味になるのです。

『南無阿弥陀仏』

「南無」 → 帰依する、おまかせする、感謝する。

「阿」  → 「否定」の意味を表す接頭辞の「Un」と同じ

「弥陀」 → 測ることができる。理解することができる。

『南無阿弥陀仏』『ありがとう』

外国の方に「ありがとう」と言っても相手がその国の言葉を理解していないと「ありがとう」は伝わりません。例えば、英語圏で生活している人には「Thank you」、中国の人には「シェイシェイ」と言わないと「ありがとう」という本当の感謝の意味は伝わらないと思います。

これと同様に阿弥陀様にも極楽の言葉である「南無阿弥陀仏」と発声することで初めて阿弥陀様に「いつも、ありがとうございます」・「おかげさまです」と本当の意味が伝わるのです。

GIVE&TAKE 「与える人」こそ幸せになる

アダム・グラントさんが書かれた【GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代】という書籍にも、「与える人」こそ成功する(幸せになる)と言っています。

人の思考と行動には3タイプの種類があるとされ

  • ギバー(与える人)
  • テイカー(受け取る人)
  • マッチャー(バランスを取る人)

そして、「成功して幸せになる人の考え方は」ギバー(与える人)だと言っています。

世の中には「返報性の原理」(相手になにかをもらった際に、自分も返す必要があると感じる心理的な法則 )というものがあり、ギバーは時間はかかりますが、最も見返りが多いタイプの行動指針です。

しかし、ただ与えれば幸せになれるという訳ではなく、実は不幸になる人幸せになる人のどちらもギバーが多いとも著者は言っています。

  • 幸せになる人(最も金持ちになる人)・・・自分と他人を大切にするギバー
  • 不幸せになる人(最も貧乏になる人)・・・自己犠牲をしてしまうギバー

では、幸せになるキバーになるにはどうしたらいいのか?

それは、まず先に「他人のために行動できる」ということが大切になってくる。そして、他人のために行動ができて初めて、「自分のためにも行動できる」できる人が本当に幸せになれるのです。

・「良いギバー」になるために行うこと3つのポイント

  1. 損得で考えない
  2. 見返りを求めない
  3. 自分をまず幸せにして、その上で他人も幸せなことをギブする

具体的な行動としては上記の3つになりますがギバーの人は「考え方」が違うことです。その考え方とは、自分が幸せなのは自分自身のおかげではなく、周りの人の「おかげさま」によって支えられているという考えで生きるということです。

「回向」と同じように、まず感謝の気持ちを大切にして他人のために行動を起こし、そのことで自分の心が豊かになり、自分のためにも行動ができ最終的に自分も周りも多くの人が幸せになれるのです。そのため自分の行動指針を「与える事を楽しめる」「与える事を生きがいにできる」という考え方に変化させていくことが幸せな人になれる秘訣なのです。

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思い通りにならないことが一番の苦しみ

お釈迦様がお悟りを開かれて一番初めに説かれた言葉は、「この世の中は苦しみばかりである」と言われました。

・四苦八苦とは

  1. 「生苦」(しょうく) 衆生の生まれることに起因する苦しみ。
  2. 「老苦」(ろうく) 衆生の老いていくことに起因する苦しみ。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。
  3. 「病苦」(びょうく) 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる苦しみ。
  4. 「死苦」(しく) 死ぬことへの恐怖、その先の不安などの自覚。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなど。
  5. 「愛別離苦」(あいべつりく)親・妻子・兄弟などの愛するものと生別・死別してしまう苦しみ。愛するものと別離すること。
  6. 「怨憎会苦」(ぞうおんえく) 怨み憎んでいる者に会う苦しみ
  7. 「求不得苦」(ぐふとくく)求めるものが思うように得られない苦しみ
  8. 「五蘊盛苦」(ごうんじょうく) 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならない苦しみ

そして一番つらい苦しみだと言われているのが、8番目の「五蘊盛苦」(ごうんじょうく)であり、自分の思い通りにならない苦しみです。こうなって欲しいと思っても思い通りにならないことが何よりも一番苦しいのです。

例えば、親子でケンカになるのも親は子どもに対して、このように育って欲しい、こういう仕事に就いて欲しいなどの思いがあり子どもには子どもの自分は将来こうなりたい、今はこれをしたい等の思いがあるから衝突するのです。

つまり、自分はこう考えているのに相手は何も分かってくれないとなり、お互いが思い通りにいかないことに苦しみ、衝突してしまうのです。

では、親子での関係を良くするにはどうすれば良いのか。

親は自分は子どもよりも色々と経験があり、相手は子どもだから何も分かっていないからアドバイスをしないといけないと決めつけるのではなく。相手も一人の人間として、相手には相手の思いがあることを尊重して子どもの考えも理解してあげることが大切になります。

親が子どもに注意する際、子どものすることや意見に対して、「ダメ」「それは違う」などの否定から入ることが多いと思います。子どもの行為に対して、「ダメ」「やめて」の否定からではなく、「そうだよね、分かるよ」「やりたかったんだよね」先に子どもを肯定してあげてから、親の言いたいことやアドバイスを伝えるようにすると親子の衝突も少なくなると思います。

皆それぞれの田んぼを持っている

「思い」という漢字は「田」と「心」からできています。

田んぼでお米を育てる際、水が外に流れないように畝を作って水を溜めます。それぞれの「思い」というのは田んぼと同じで、その人が生活する上でその人の田んぼに環境や経験の水が溜められていきます。そして、その溜められた水で育ったお米を食べて心が育ち、それぞれの「思い」というものになるのです。

それは、同じ家庭環境で育っても、周りから兄として育てられたり、また、兄としての思いがあります。弟も周りから弟とみられ、育てられ、弟としての思いがあります。この「思い」は世界中一人として同じ思いはありません。「みんなちがってみんないい」のです

つまり、自分には自分の思いがありますが、相手には相手の思いがあることを理解して相手と接するのが良い方法なのです。

男性と女性の脳の違い

夫婦関係が上手くいく秘訣に、相手の話を否定することなく相手の話をしっかり聞いてあげる、そして、相手の話を聞いてあげた上で、自分の思いも相手にちゃんと伝えることが大切なのだとあります。

相手はこう思っているだろうから、話す必要はない。何も話さないというのが一番ダメなのです。

もともと、男性と女性では脳の作りが違うと言われています。男性は女性から頼られたい、問題を解決したい性格が多いと言われています。女性はただうんうんと話を聞いて欲しいだけ、問題を解決したいだけではない性格が多いとされています。

それは狩猟採集時代さかのぼって、男性は狩りに行って食糧を調達する「狩猟」の役割。女性は一族や集落の人との調和をはかりながら、木の実を採集したり、子供を育てたりする「採集」の役割。があったからだと言われています。

今の日本では、男女平等・夫婦共働きが主流ですから「男性が稼ぎ、女性が家を守る」という家庭は大きく減っており、「男性も女性も等しく働き、家事もお互いで分担する」そのような形が増えています。

しかし、いくら男女平等と言っても生物的に男性と女性は全く違うもの。特にその脳には過去の名残が色濃く残っています。

例えば、男性は異性からちょっとでも優しくされると、「こっちに気がある?」とポジティブに勘違いして、その気になります。男性が恋愛に対し楽観的になるのは、本能的により多くの子孫を残そうするからです。

逆に女性は異性が好意を持って接してきても、警戒しつつ、「これは違うんだろうな」「勘違いしちゃいけない」とネガティブに受け止めます。女性が恋愛に対しネガティブになるのは、女性の体の構造上、限られた数の子孫しか残せず、本能的になるべく優勢な遺伝子を厳選しようと慎重になるからです。

男性が女性に積極的にアプローチできるのは、男性の脳ならではのポジティブさであり、魅力的な女性になかなか恋人ができないケースでは女性の脳ならではのネガティブさが邪魔をしているのかもしれないですね。

こうした男性の脳と女性の脳の違いを知ると、「俺がこう思うから、彼女も同じように感じているはず」や「私はこう考えているのに、なんで彼氏は気づいてくれないんだろう」などのそんな苛立ちも脳の仕組みの違いだとわかれば、少しは許せるようになると思います。

もし、衝突してしまいイライラした状態でも「男性のこの行動は男性の脳のせいだから仕方ない」「女性の脳のタイプはこう考える傾向があるから」と受け止めることで、衝突が少なくなり幸せな家庭を築くヒントになるかもしれないです。

まとめ

よく『他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる』といいますが。相手に変わって欲しいと思うから苦しくなるのです。まずは、相手に変わってもらいたいと思う前に、自分からネガティブな口ぐせからポジティブな口ぐせに意識的に変えていくようにする。その一歩が大切なのです。

その第一歩が

大好きな人に「ありがとう」。大切な人に「ありがとう」。身近な人にこそ「ありがとう」なのです。

『ありがとう』を一万回言えば、必ず幸せになれる。ただ、本当に一万回も「ありがとう」を言うことができるのか。

私もそうですが、筋トレで体を鍛える為に毎日100回腹筋をしようと思っても、たいがい3日坊主になりすぐに挫折してしまいます。

しかし、一日1回でもいいから腹筋を続けようという気持ちで腹筋をしてみると、最初の1回をするともう1回してもいいかなという気持ちになり、気付けば50回以上していたということがあります。

そして、この方法のほうが長い期間継続ができ習慣化されるという研究結果もあるくらいなのです。

何事も日々の積み重ねが大事なのです。日々の自分の言葉の積み重ねによって人生が良いものにも良くないものにも自分次第で変化していくのです。

まずは、一日一回の「ありがとう」をまずは自分から言って、周りの大切なひとを幸せにしてあげることから始めよう。

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