こんにちは、満福寺の住職・認定こども園『六満こども園』で保育教諭(今は六満こどもの家の園長)を15年間しています「しゅうちゃん」です。
今回の【明日が大好きになる言葉】ですが、
「上手くいかなかった自分に『ありがとう』上手くいった自分にも『ありがとう』」になります。
『「ありがとう」を一万回言えば、必ず幸せになれる』
『「ありがとう」を一万回言えば、必ず幸せになれる』
この言葉は、私が満福寺の住職として常に大切にしている言葉であります。
この「ありがとう」という言葉のおかげで、苦しかったときも諦めずに前を向いて進むことができ、今でも悩むことはいっぱいありますが、それでも、とても充実した幸せな毎日を過ごせることができているのだと思います。
「ありがとう」の語源
「ありがとう」の語源は「有難し」=「今、有ること(存在すること)が難しい」からきていると言われています。
人生はうまくいくことよりも、うまくいかないことの方が圧倒的に多いと思います。
お釈迦様もお悟りを開かれて最初に、「四苦八苦」(しくはっく)と言われたように、
『この世の中は思い通りにならないことが多く、まさに、苦しみに満ち溢れた世界である』とお弟子さんに説かれました。
本当に、人生は難しいことが多いと思います。
突然の病気や人間関係の問題で急に苦しくなったり、自分がやることなすこと全てがうまくいかず、いつも悪い状況になり、困ったことが起きたり、時には地震や台風など自然災害の災いがあったりします。
これを私たちは「苦難・困難・災難」と言います。
そして、上手くいかないときは、何度も何度も一難去ってまた一難と、目の前に多くの「難」がやってきます。
このような「難」が一つもなく、嫌なことが全く起きなかったら、それは「無難な人生」で、
一見幸せそうだと思いますが、実は、他人と比べて「無難な人生」だと思うだけで、そんな人生を送れる人は誰一人もいないのです。
よって、誰もがこれらの「難」を絶対に避けて通ることはできないのです。
実は、これらの難が『有る』ことで、あなたが苦しい思いをしたときに誰かに助けられたり、困難なことでも一緒に力を合わせて一つのことを達成できたときに、人は優しくなれ、強くなれ、大きく成長できるのです。
だから、様々な「有る難」を乗り越えさせてもらったことに感謝して「有難い」のです。
言霊の力
日本には言霊(ことだま)と言って、「言葉には魂が宿っていて、その力が森羅万象すべてのものを成り立たせている」という考え方があります。
それぞれの言葉にはパワーがあり、
「ありがとう」や「ついてる」などの良い言葉を言ったら、良いことが起こるとされ、こうなりたいと言ったら、何にでもなれるのです。それが言霊の力なのです。
言霊の力には引き寄せの力がある
言葉には波動があり、言葉には不思議な引き寄せる力があるのだと思います。それが言霊の力なのです。
こんなことを言うと、何かスピリチュアル的な感じがしますが、科学的にも言葉には力があるという実験があります。
某有名大学で植物に「ありがとう」や「綺麗に咲いてね」などのプラス言葉と「嫌い」や「しんどい」などのマイナス言葉を浴びせ続け、発育を比較する観察実験が行われました。
結果はマイナス言葉を浴び続けた花は、プラス言葉を浴びて育ったものよりも遥かに早く枯れたそうです。
同じく植物に対し、クラシック音楽を聴かせて育てたものと、ロックを聴かせて育てたものの比較実験では圧倒的にクラシック音楽を聴いて育ったものが生き生きと発育したのだとか。
面白いのは、ロック音楽を聴かせた植物はスピーカーから遠ざかるように発育し、クラシックを聞かせた方はスピーカーに巻きつく形で花を咲かせたという驚きの結果になったそうです。
これは言葉や音楽はただの「音声」ではなく、生物の発育にさえ影響を与える「波動」の力があることの証明になります。
そして、自分の言葉を一番聞いているのは自分自身なのです。
あなたが意識して、プラスの言葉を使えば良いことが起るし、逆にマイナスの言葉ばかり使っているといつも悪い状況を自然と引き寄せてしまっているのです。
この引き寄せの法則ですが、
例えば、あなたが自分の見たいテレビ番組を見ようとする際、自分が見たいチャンネルのボタンを選択すると思います。
しかし、それはテレビ局側もその番組を放送しないと自分が見たいと思っていても番組はいっこうに見れません。
放送局が番組を放送して、あなたがその番組のチャンネルを押すことで、初めて見たい番組を見ることができるのです。
そのどちらも一致することが引き寄せの法則なのです。
これと同じように、この世の中にも「良い結果」や「悪い結果」の両方ともが存在するのですが、『ありがとう』や「ついてる」などの感謝の言葉を言い続けていると、良い結果が引き寄せられ、
逆に「しんどい」や「つらい」などの不平や不満、愚痴などを言い続けていると悪い結果が引き寄せられていくのだと思います。
まとめ
そのことに気付けば、あなたはもっと強くなれ、もっと優しくなれ、もっと今を楽しく生きられるのだと思います。
「『ありがとう』を一万回言うなんて、多いな💦無理かも💦」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、1年間で「ありがとう」を一万回言うと考えると、一日で約30回「ありがとう」と言えば一年に1万回以上言うことになります。
今日一日、朝起きてこられて自分に「ありがとう」から始まり、何かしてもらったら「ありがとう」。
誰かに何かしてあげられて「ありがとう」。今日一日、色々とあったけど、こうやって一日終えることができて「ありがとう」。
意識してみると、実はいっぱい「ありがとう」をいうチャンスはあるのです。
そして、この「ありがとう」は口に出さずとも、心の中で言いうことでもカウントされるので、とりあえず、朝と寝る前の2回だけでも、「ありがとう」を言うようにする。
できる人は一日30回を目指して、「ありがとう」や「ついている」の生活ができれば必ずあなたは幸せになれます。
うまくいかなかったときは、様々な「難」を与えてくれ、人として成長させてくれて「ありがとう」。
うまくいったときは、今回はうまくいかせてくれて「ありがとう」という気持ちを大切に、一日一日を感謝で溢れた毎日にできたらいいですね。
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