神さま・仏様を味方にして幸せになる方法とは!?【「面白い」の語源】

お寺の話

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昨日は満福寺の本堂で六満こども園・六満こどもの家の10月のお誕生感謝会をしました。

なぜ、お誕生感謝会なのか!?

六満こども園ではお誕生日会のことを「お誕生感謝会」と呼んでいます。そして、満福寺の本堂でお誕生日の月のこどもたちをみんなでお祝いします。

なぜお誕生感謝会なのか?

この世に自分が生まれてきたのはお父さんとお母さんが存在してくれたから、お父さんとお母さんがいなかったら今の自分は存在しない。

そのことに感謝して「私を生んでくれてありがとう。今日まで育ててくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝える日だから「お誕生感謝会」なのだと先代住職から教えていただきました。

仏教ではよく「ご先祖様」という言葉が出てきますが、先祖を10代までさかのぼっていくと・・・

まずは、お父さん、お母さんの2人から始まって、
おじいちゃん、おばあちゃんは4人
曽祖父母は8人となり、順番にさかのぼっていくと

16人、32人、64人、128人、256人、512人

ときて、

10代前では、1,024人になります。

また、同じように、20代までさかのぼると……

20代前までで、1,048,576人になります。

先祖様の数が100万ってびっくりしますよね。そして、この100万人の中の誰か一人でも命が欠けてしまったら、今の自分はこの世に存在していないのです。だから、この世に生まれてきただけでも奇跡なことであり、とてもおめでたいことなんですね。

だから、お誕生感謝会には世界にひとつしかない自分の命を大切にできたら、周りの友だちの命もひとつしかないことに気付き相手も大切にできる子どもに育ってほしい。

自分のお誕生日の日にはお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんにありがとうと素直に感謝の気持ちを伝えられる子どもに育ってほしいという思いでお誕生感謝会をしています。

神無月(かんなづき)

10月は日本の言葉で『神無月(かんなづき)』になります。

神無月とは読んで字の如く、10月は神様たちが出雲大社に集まっており、他の土地では神様が留守になる月ということになります。

逆に、出雲大社のある島根県では10月を神さまが集まる月ということで『神在月(かみありつき)』と呼ぶそうです。

本堂でお話をしたときは、子どもたちには「10月はみんなの住んでいる京都には神様は留守でいないけど、ののさま(仏様)はみんなの側でいつも見守ってくれているから大丈夫だよ」とお話をさせていただきました。

そして、「神無月」にちなんで、子どもたちに『岩戸隠れの神話』のお話をしました。

岩戸隠れのお話とは・・・

こどもたちに伝わりやすいように少し僕なりにアレンジしていますが・・・

岩戸隠れの神話はこのようなお話になります。

元気いっぱいで少しやんちゃな「スサノオさん」という神様と太陽の神様である「アマテラスさん」がケンカをした。

そのケンカでアマテラスさんがいじけて岩のほら穴に引きこもってしまった。太陽の神様だったアマテラスさんがほら穴に引きこもってまったので、世界が闇に覆われてしまいました。

その、すねていじけてしまったアマテラスさんは、何をやってもほら穴から出てきてくれません。まさに、機嫌の悪くなって手の付けられない泣いている子どもと一緒です。

そこで、困った多くの神様たちは相談した結果、ほら穴の前で楽しく踊り、お祭りをはじめました。

すると、その楽しそうな笑い声につられて、絶対に出てこなかったアマテラスさんがほらあなから顔を出し、世界に光が戻り平和になったというお話です。

これが、今の神社で行われている『神楽(かぐら)』になったとされています。

『面白い』の語源とは!?

そして、アマテラスさんがほら穴から顔を出した、その瞬間、みんなの顔(面)がいっせいに光で白くなった。それが「面白い」の語源になったと言われています。

また、さらにその時、神様たちは手(た)を伸ばして(のし)、喜びを表現したことが「たのしい」の語源になったそうです。

つまり、神様や仏様は面白がって楽しんでいる人が大好きなんです。だから、神さま・仏様を味方につけて幸せになるには何事にも「面白がる気持ち」や「楽しむ気持ち」を大切にすればいいのです。

仕事も遊びも一番に「楽しむ」という気持ちが大切なんですね。まさに働くが「側(はた)を楽にする」からきているのも納得ですね。

10月の仏教保育徳目『同時協力』

10月の仏教保育徳目は『同時協力(どうじきょうりょく)』 になります。

「同時協力」とは、

 他人と一つのことに取り組んで苦楽を共にすることは、安心や信頼関係を育む基礎となります。 また、みんなで協力することによって、一人ではできないような大きなことを成し遂げることもできる。 助け合うことが大きな力になることを意識できる。と書かれています。

六満こども園・六満こどもの家・洛中児童館では10月27日(日)の運動会に向けて、頑張る気持ちも大切だけど、1番大切にしてほしいのは「挑戦して楽しい・やっていて面白い」という気持ちを大切にしてほしいと伝えました。

そして、1人ではできないことも、みんなで助け合って協力しあい、楽しむ気持ちを大切に笑いあいながら挑戦すれば必ずできるようになる。

みんなが嬉しい楽しい面白いと思う運動会をしたら、神様・ののさまも楽しくなってお天気を晴れにしてくれる。

そして、運動会を見にきてくれたお父さん・お母さん、多くのみんながニコニコ笑顔で元気をいっぱいもらえるよとお話をしました。

運動会での子どもたちのワクワクの笑顔に今から楽しみです。子どもに負けないように今日も一日楽しんできます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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