こんにちは京都市中京区。世界遺産で有名な『二条城』の近くにあります、満福寺の住職・保育園の園長をしています。しゅうちゃんです。
突然ですが・・・
あなたの人生は充実していますか?
毎日の生活に幸せを感じることはできていますか?
学研グループ限定の特別セミナーで、お笑い芸人のゴルゴ松本さんによる「命の授業」という講演があり、誰でも申込をすれば無料でその講演を視聴できるということで・・・
早速っ!申込みをして「命の授業」講演をYouTubeで視聴しました。
以前からゴルゴ松本さんの本を読んだり、「命の授業」をチラッと見たことはありましたが、
今回、じっくり最後まで「命の授業」講演を視聴して、改めて漢字にはすごいパワーが秘められており、漢字には未来を切り開くヒントがたくさん詰まっていることを知れたとても素晴らしい講演でした。
少しでも多くの方に、ゴルゴ松本さんの「命の授業」を知ってもらい、漢字に秘められたパワーを知ってもらえると嬉しいです。
ちなみに、説明の必要はないと思うのですが、ゴルゴ松本さんは老若男女問わず笑せることができる一発ギャグである「命」や「炎」などの「人文字ギャグ」で誰もが知っている人気のお笑い芸人さんです。
2011年頃から、ボランティアとして少年院などで「命の授業」という、漢字を分解したり足したりして、人生訓をわかりやすく説明する活動も精力的に続けられています。
今回のゴルゴ松本さんの『命の授業』を視聴して、私が大切だと思った3つのポイントを簡単にまとめてみました。
《大切だと思ったポイント!》
・「命」を育てるために大切な2つのものがある。
・言葉には多くのパワーが宿っている。
・『多くの難』を乗り越えことのできる魔法の言葉とは!?
これから『命の授業』でゴルゴ松本さんがお話された漢字にまつわるとても面白い話について詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読んでいただいて、もっとゴルゴ松本さんの「命の授業」について知りたいと興味を持たれた方は是非一度こちらを手に取っていただいてゴルゴ松本さんの著書をご一読していただけると嬉しいです。
命を育てるために大切な2つのものとは!?
ゴルゴさんは、人間は生きていく上で『命』が大切だと言っています。
でも、命だけが大切なのではなく、「命の他にも大切なものが2つある!」とゴルゴさんは言っておられます。
命は大切だということはみんな知っていると思います。
命はお母さんからリレーされた、たった一つの命だから、大切に育てていかないといけない。どんな人でも例外なくみんな命がリレーされて、あなたはこの時代に生きているのです。
そして、その世界に一つしかないあなたの「命」を育てるために大切なもの一つ目は・・・
命を育てるために大切なもの①
ゴルゴさんが命を育てるために大切なもの一つ目。それは「心」だと言っておられます。
「心」が命を未来に運ぶのだそうです。
また、心には「音」が存在するのだそうです。心に音を付けると「意」という漢字になる。「意」+「識」で「意識」という言葉になります。
私たちは意識すると、「何をしよかな」と思いが生れてくる。この「思い」という漢字は「田」に「心」という字を書きます。
思いの「田」の部分は脳みそ、貯蔵していく図書館みたいなもので、経験したことや考えること色んなものを体験・学習して心が育てられるということになるという意味があるそうです。
この「思い」という漢字で思い出したのだが、私もある有名なお寺の住職さんが「思」という漢字は「田んぼ」に「心」という作りになっているというお話をされて、
田んぼでお米を育てるには、まず水を溜めるために畝を作らないといけない。畝ができたら水を溜めて苗を植えていく。その畝に溜められた水がそれぞれの価値観であったり経験になる。
だから、同じ家庭で同じ食事をしたり、同じ環境で育っても兄弟によって親から受けた愛情やこれまでの生活や環境の違いなどで、それぞれの田んぼの水で育って大きくなったお米を食べて体と心が育つからそれぞれ違う性格になる。だから、田んぼに心が付いて「思い」になるのだと。
「正論」という漢字があるが、この「正しい」という漢字は5画からなっている。
これは、自分の考え方は絶対に正しいと正論を持っているが、実は自分が正しいと思っている考え方とは別に他の正しい正論が4つ存在しているということだそうです。
その正しいと思っている思いは自分にもあるし、他の人にも正論という思いがあることを知ることで、自分の思い通りにならないことも受け入れることができて、幸せな生活を送ることができるのだとその住職さんは言っていた。
心に「音」。心に「田」。どちらも「心」が付く。だから『心』は大事にしないといけない。
また、心の中でも特に「意思(いし)」を持つことが大事になる。
人間には想ったり、想像することができる。「こういう学校に行きたい」や「将来こんなことがしたい」など、例えはっきりした夢がなくても、ぼんやりでもいいので想像してみる。この想像は自由だから何を想像してもいい。
また、ゴルゴさんは「幸せな未来に手に入れるためには方法がある」と言っており、
その方法とは、ずばり「行動力」だと言っています。
そして、未来を手に入れるための行動力には何が必要なのか?
それは、「志(こころざし)」になるそうです。意思という漢字の「思」の上の1本と横の2本の線を抜くと「志」という漢字になる。
「志す(こころざす)」という漢字は、心がある方向を目指す意味の「心指す」が語源になっている。 漢字の「志」の士は、進み行く足の形が変形したもので、心が目標を目指して進み行くことを表しているのです。
心が指し示した方向に人間は「命」や「思い」を乗っけて動くようになっている。その途中で嬉しいことや苦しいことなど色んなことが起きることもあるが、ちゃんと心に意志として「石(いし)」のように固い意志を持っていたら、必ず自分が進むべき方向に行けるそうです。
自分の「行きたい」「なりたい」「やってみたい」という方向に行くのが「心」。
意志をもって行動すると自分の思う未来を手に入れることができる。だから、「まずは行動することが一番大切!」とゴルゴさんは言っていました。
命を育てるために大切なもの②
次に、命を育てるために大切なもの2つ目は「言葉」だとゴルゴさん言っています。
自分たちが声に出した言葉や目の前の見えるもの、見えないものなどを文字化したものが漢字であり、分かりやすく例えると、絵文字や看板みたいなものだとゴルゴさんは言っておられました。
漢字は、昔の人達が記号と記号を組合わせて私たちに意味を伝えるために作られたすごい便利な道具。
様々な「編」と「作り」でできている。読み方も音読みと訓読みがあり、漢字には私たちが幸せになれるヒントや人生を前向きにしてくてる教えがたくさん詰まっている。
漢字だと思って勉強すると嫌になると思うが、絵文字だと思って漢字を学んでいくと「さんずい」だったら海や液体に関する意味がある。「木編」だったら家や山や森などのいろんな種類の木のことを意味していることが分かってくる。
色々な漢字をそういった見方で見てみると漢字にはいろんな記号や意味があることが分かる。そうやって分析していくと自分の名前がどういったルーツで出来ているか、何でこのような漢字になったのかが分かって漢字の勉強も面白くなってくる。
だから、日々私たちが使っている思いを伝える道具である「言葉」も「命」と同様に大切だとゴルゴさんは言っておられます。
命を未来に運ぶためには「心」と「言葉」を使っていくことで人生が良いものになるそうです。
ちなみに「言葉」とは自分の心の意志を相手に伝えるもの。
先程も説明しましたが、この「言葉」を見える化したものを文字や漢字と言います。
自分の言ったこと、その音を自分の口から出すと音(おと)が事(こと)になる。「音」が「事」(こと)になって、出来事(できごと)になる。
口から音にして出すと、その事が自分のところにやって来る。つまり、「出したら来る」になる。
口に出して、やれそうだと思ったら続けられるかもしれない。だから「私は出来ない」という言葉は使ってはいけない。
まずは口に出すこと。口に出したら、その事が自分のところにやって来ることを知る。
では、何を口から出せばいいのか?
それは、思うこと。特に「意志」を言葉に出して、何かに挑戦やチャレンジすると、何かがやってくるそうです。その何かとはあなたの「未来」や「将来」。それが「本来」の自分に繋がるのだとゴルゴさんは言っています。
出来たという漢字には、「出したら来る」つまり、何かを行動を起こす、挑戦することで未来が来る。「出来ない」と言っていたらいい未来が来ない。「出来る」といって行動すればよい未来が来るのだそうです。
言葉には多くのパワーが宿っている
昔の人は言葉のことを『言の葉(ことのは)』と言っていた。また、「言霊(ことだま)」といって、「言葉には魂が宿っていて、その力が森羅万象すべてのものを成り立たせている」という考え方もあります。
つまり、あなたが「ありがとう」や「ついてる」などのいい言葉を使うと、いい現実がやってくるが、逆に「しんどい」や「つらい」などの悪い言葉を使えば使うほど、悪い現実を連れてくるのだと、昔の人は私たちに伝えてくれているのです。
この言葉には『言の刃(ことのは)』と言葉に「刃」と書いても「言刃(ことば)」になる、これは「きらい」「できない」など自分をだめにしたり、相手を傷つけてしまう言葉になる。この言葉は使ってはいけない。
なぜ使ってはいけないのか?
それは、めぐりめぐって自分に返ってくるのが宇宙の法則だからです。
自分の発した言葉は必ず自分に返ってくる。自分が聞いて、喜ばれて嬉しくなる言葉を使うのがよい。
自分が聞いて言われて嬉しいな笑顔になれる言葉をたくさん人生に集めて、毎日その言葉を使うことが人生を幸せにする秘訣なのです。
昔の人達は『言葉』のことをなぜ「言の葉(ことのは)」と言っていたのか!?
昔の人は、なぜ『言葉』のことを「言の葉(ことのは)」と言っていたのか?
それは、自分の言ったことは葉っぱのようにくり返し命となって未来に広がっていく。また、再生していきますよという意味があるからです。
葉っぱは太陽の光を浴びて光合成をして、酸素を作り出している。その酸素があるおかげで今、家でも外でも「透明な空気」=空(から)の気、空間、空の中に空じゃない命の酸素が存在している。
目に見えるものは色がついているけど、この目に見えない空の中にも真実はあるということ。だから両方知っておくことが大事になる。
色のついていないものにも真実がある!?
私たちお坊さんが唱えるお経でもっともポピュラーなお経の中に般若心経というお経があります。
般若心経には「色即是空・・・」というお経の一文がある。この「色即是空」にはまさにそのことを伝えてくれている。
「色即是空」とは、「この宇宙は色のついているものと、色のついていないものが存在する。ついているものだけを信じてはだめ、色のついていないものにも真実はありますよ、だから両方を知ってくださいね」という意味になります。
過去はもう見えない、未来も見えない、今この瞬間しか見ることはできないけど、心の音や意識を過去に飛ばして反省することによって、私たちは成長することができる。
その成長できた自分の心で未来を想像したら、成長できていない自分よりまた違う未来を想像できる。心は過去に行くこともできるし、未来にも行くことができる。「心はタイムマシンだと」ゴルゴさんは漢字から学んだそうです。
そして、日本の文化に深く根ざす漢字は、一字一字が持つ意味や背景に豊かな物語を秘めている。また、それらの漢字にはあなたが幸になれるヒントや人生を前向きにしてくてる教えがたくさん詰まっているからすごいのです。
音を表現するのが音人(大人)
音を表現するのが音人(おとな)=大人なのだと言っておられました。
どんな音を表現するのかというと「心」の音。心の音を見せるから「意見」となる。だから、子どもでもしっかりと自分の意見を言える子どもを育てていくことが大事。子どもにも人としての権利がある。みんなの意見を聞いてあげられる社会にしていけたらいいですねと言っていた。
また、「意」という字には、熱意、誠意、意欲、時には注意も必要になってくる。このように文字も熟語にして考えてみると何となく意味が分かってくる。
息をするから生きる
私たちは呼吸しないと生きていけない。息をするから生きることができています。
この世に生まれる前はお母さんお腹の中にいて、へその緒とつながっていて、お母さんの体の一部になっている。へその緒一本ですべてお母さんがやってくれている。
この世に生まれてへその緒を切って、はじめて「おぎゃー」と泣いてこの世に誕生してくる。そして今、自分で呼吸することであなたは生かされている。だから、息をするから生きる。
日本人は頑張り過ぎるところがある。頑張るとは、我を張るということ、息が詰まるほど勉強とか仕事とかを日本人は頑張り過ぎてしまう。息が詰まるほど頑張ると、疲れてしまう。頑張ることも大事だが、たまには息を抜くことも大切。
そんなときは「ふー」と息を抜く練習をしないといけない。
水泳でもずっと泳いでいたら苦しくなる、だから途中でブレス(呼吸)をする。そうすることで遠くまで泳ぐことが可能になる人生も同じで息が詰まるほどみんな真面目に頑張ってしまうが、
そういうときに「ふー」と息を抜いてあげると新しい息が入ってきて、息を抜く力が、あなたの人生を生き抜く力に変わっていく。
自分の未来のためにすべきこととは!?
未来の「未」という漢字は「木」に一本横線を加えて「枝が生えている木の形」を表した漢字です。
解釈には諸説ありますが、「未」では、この枝が「小さくてまだ伸びきらず、見えにくい」ことから未完成という言葉がある。
その枝がだんだん大きくなっていく、そうすると上の枝が大きくなって末になる。 上の葉が伸びると末広がりという言葉があるように根も同様に伸びていく。木は根っこがあるから葉を大きくすることができ、根っこが植物の命を支える基盤であることから、何でも根っこが大事ということです。
そして、この「木」の「根っこ」を表した漢字が「本」になります。
「本」の字は、木の根元を意味する象形文字から派生したとされています。古代中国においては、木の根が植物の生命を支える基盤であることから、物事の根本や基本を指す言葉として用いられるようになりました。
日本に漢字が伝わると、「本」は「もと」と読まれ、ある事物の起源や基礎を表すのに使われるようになり、やがて書物を意味する文字としても定着したそうです。
つまり、「本」という漢字は根っこが大事ですよということ、本には基本になること・手本・見本・本当のこと、本物のことが書かれている。そして、根本を大切になさいという教えには全部「本」という漢字が関係している。
だから、「本」を読むことは未来を輝かせるためには絶対に必要だとゴルゴさんは言っておられます。
自分の読んでいる本は過去に誰かが経験したことを書いてくれたもの、人生の悩みのほとんどは誰かが経験していること。本には未来を拓く教えがたくさん詰まっている。また、本には大切な言葉がいっぱい書かれている。
例えば、一冊の本に自分の心を熱くしてくれる言葉に出会ったら線を引いたり、他のノートや手帳に書き写すとよい。そして、何かあったときにその言葉を見返すとよい。好きな言葉をいっぱい書いたノートが出来上がる。
本は先人たちの思いや智慧が詰まったものだからたくさん読んで欲しいとゴルゴさんは言っておられました。
私も言葉には力があると信じており、満福寺では自分の心を熱くしてくれる言葉に出会ったら御朱印帳の最後のページに言葉を書いてもらう他とは違った御朱印帳を拝受しております。
その名も「世界にたった一つ。あなただけの幸せになれる御朱印帳」。少しでも興味を持っていただけましたら、こちらをご覧ください☟
ちなみに、こちらの御朱印帳はお友達や大切な方へのプレゼントとして購入される方も多いです。
また、文字を読むことが苦手な人は興味を持てるなら漫画でもいい。日本の漫画は世界に誇れるほどすばらしいものが多い。行動に向かわしてくれる、未来に向かわしてくれる言葉が書いている本だったら何でもいい。
今、いいことが起きました。今、悪いことが起きました。それが人生。しかし、そのことに一喜一憂するのではなく、その先が大事。その先、ここからどう行動しますかと頭を使うことが大切になってくる。
未来のあなたに必要なのは「あなた」の口から出る言葉
「あなたはラーメンのどんな味が好きですか?」
みそ味・しょうゆ味・しお味・豚骨などラーメンには色々な味があります。でも、どんな味が好きかは食べてみないと分からないと思います。これは人生も一緒で、一度口にしてみないと分からない。
つまり、やってみないと出来るか出来ないかは分からないということ。
だから、挑戦することやチャレンジすることが大切になる。「やっても無理ではなく」とにかく「やってみること・挑戦してみること」が大事なんだとゴルゴさんは言っています。
では、どんな味を見つければいいのか?
それは、味が興(お)こること(そこに味が起こる)、つまり興味のあることを見つければいい。誰でも興味のないことは、まずやらない。自分の興味・関心のあるものをやってみる・挑戦してみることが大事。
その興味のあることをやって面白かったら、その興味のあることを走って取りに行きたくなるぐらい好きになることで、趣味に変わる。
自分がやっていて好きなことが趣味になったら楽しくてしかたがない。「将来、趣味を仕事にしていくという感覚を持った方がいい」とゴルゴ松本さんは言っておられました。
仕事は生きるために稼ぐためには必要になるが、趣味を持っていたら息抜きができる。息抜きができる人間は強い。だから、絶対に趣味は必要なのだそうです。
この趣味が自分の味方になり、仕事以外で自分を育ててくれるものになる。
人生は色々なものを味わうこと、経験することが大事。そこに、人生の意味が出てくる。
「命(いのち)」に込められた思いとは!?
『命』という漢字は「人」+「一」+「叩く」という文字からできている。
「命令」の「命(めい)」であり、日本人は訓読みで「いのち」と呼んでいる。
もしかしたらこの時代に命を授かったということはこの時代に生まれていけよ、この時代に何か命を使ってやらないといけないことがあるのかもしれない。
また、もしかしたら誰かのために、誰かの命令でこの時代に誕生したのかもしれない。とゴルゴさんは言っておられました。
お父さんとお母さんが出会わなければ、あなたは生まれてきていない。誰でもお母さんから生まれてくる。
そして、そのお母さんを育てたお父さん・お母さんが存在する。あなたから見たらおじいちゃん・おばあちゃんになる。
そして、お父さんにも同じようにおじいちゃん・おばあちゃんがいるから、両親を育ててくれたお父さん・お母さんが4人いることになる。
その4人のおじいちゃん・おばあちゃんにも4人のお父さん・お母さんがいて8人いる。8人のひいひいじいちゃん・ばあちゃんにも16人のひいひいひいじいちゃん・ばあちゃんがいる。そうやってご先祖様が繋がっている。
今、お盆やお墓参りで仏壇やお墓に手を合わせるということは、「今、生きてますよ。今、最先端の時代に皆さんの生き抜いてきて下さった、命のリレーで我々は生かされています」というご挨拶をしているということなのだそうです。
自分の命はお父さん・お母さんだけではなく多くの命が繋がっている。その人達が色んな時代をいろんな環境を生き抜いてきて、現在あなたまで命を繋いでくれたのです。
必ずそういった、「おかげさま」の気持ちを持つことが生きていく上で大事になってくる。
誕生日は「ありがとう」という日
言葉を延ばして生れてくる日が誕生日。
お母さんが命をかけて痛みに耐え、踏ん張って「あなた」という命をこの世に誕生させてくれた。それに答えて「おぎゃー」とこの世にあなたが生まれてきた。
誕生日はプレゼントをもらう日ではなくて、お母さんに「ありがとう」と感謝をする日。
その「ありがとう」一言だけでいい。もっとできるのなら、誕生日の「誕」は「ごん編」がついているので、誕生日には口に出して「ごみを拾う」「おかあさんの手伝いをする」などの目標を伝える日だそうです。
命を使って生きていく
お母さんが命をかけて誕生した命に、あなたは名前を付けてもらいました。
「命名」とは「命」についた名前のことを言います。一生使うから、だから名前は大切にしないといけない。田中さんや斎藤さんなど多くの名前が存在するが、それぞれのルーツがあり「氏(うじ)」を持っている。そこから名前を氏名と言った。
氏名は一生使わないといけない名前。だから、命を使うで『使命(しめい)』という。
氏名を名刺に刻んで命のご縁を繋いでいくのが仕事。あなたのお父さん・お母さんは使命感を持って、自分たちの命を使ってあなたを育ててくれている。
そう思うと両親に感謝の気持ちが自然と沸いてくるのではないでしょうか。
命を運ぶで『運命』
長い未来に命を運ぶで「運命」と言います。
命の運び方は自分次第、運ぶ方法は高速道路もあるし砂利道や山道くねくね道もある。世の中には本当に多くの色々な道がある。そして、人生には「いばらの道」といった険しく苦しい道もある。
これから成長していってそのような道を進む中で、進学や就職などいろんな選択肢があるが、全部あなたが決めた方やあなたが選んだ方が正解になると言っていました。
「選ぶ」という漢字は「己」+「己」+「共」に「道」と書く。
だからどっちを選んでも自分の道ということ。とにかく選んだら決めたら覚悟したら、一度進んでみること大事。
何もかもうまくいって順風満帆なこともある、しかし、突然道が崩れて通れなくなる時もある、そういうときは来た道を戻ればいい。また分かれ道のさっきとは違う道に行ってもいいのが人生。それを繰り返していくと最初は行き止まりで行けなかった道がどこかで繋がってその道にたどり着くことがある。
物事を1つの方向から見るのではなく、他の視点からも見れないか考えてみる。又は、狭く物事を見るのではなく、広く見ることができれば振り返って道を戻ることができる。
「歩く」という文字は「疲れたら少し止まってもいいよ」という意味がある。疲れたときは少し休んで振り返ってみる。運び方次第、受け止め方次第、言葉の使い方次第であなたの人生は変わっていく。
とりあえず、何事もはじめの一歩が大切なのです。
『多くの難』を乗り越えことのできる魔法の言葉!?
学校に行くと毎日の宿題があると思います。大人になると宿題はないと思われがちだが、大人には家族を守らないといけない責任感のある宿題がある。
実は、この宿題は学校の宿題よりも難しい宿題なのだそうです。
では、それはどんな宿題なのか?人生の難しい宿題とは!?
人生には思い通りにならなくて苦しい思いをしてしまう「苦難」、困ったことが起きる「困難」、時には地震や台風などの自然災害で「災難」という多くの難が突然やってきます。
「一難去ってまた一難」という言葉があるように、これは過去に歴史上たくさんあったから、昔の人が「こういうこともあったよ」と伝えてくれている。こんないいことばかりじゃなくて、こういう苦しいこともあるよという風に伝えてくれている。
ただ、普段の生活していると「難」を感じない人もいるかもしれない。それを難が無いということで「無難な人生」と言うが、無難な時も人生の中にはあるが、ないときもある。むしろない時の方が少ないのかもしれない。
常に有ることが難しい。この「有る難」という言葉は、私たちがいつもよく使っている、相手に伝える感謝の言葉「ありがとう」を漢字に変換すると「有難う」という言葉になる。
何で難があることが「有難い」のでしょうか?
歴史上、戦争や災害など自分たちの想像を越えるたくさんの大変なことがあった。それを乗り越えてきたからみんなの命が存在してきている。
その乗り越えてきた人達は一人で頑張ったのではなくて、何かが起きたときにみんなで力を合わせて協力して乗り越えてきた。色んな人が手を差しのべてくれたり、手助けしてくれたり、手当をしてくれたり、いろんな行動をしてくれた「おかげさま」で未来がこうやって繋がっている。
つまり、一人じゃない、何か起きたら一人で考えるのではなくいろんな人に力をもらって、一緒に頑張っていくことが大事。誰かに助けてもらったら、同じような場面で今度は自分が他の誰かを助けてあげるようにする。これが恩返しの法則。
いいことも悪いことも、人にやったことがめぐりめぐって自分のところに倍返しになって回って返ってくる。それだったら良いことをした方が絶対にいいと思います。
「有難う」は過去から未来に向けた教え。苦難・困難・災難というのが突然くることがある。その時に一人で頑張るのではなく、みんなで力を合わせて乗り越えて、心が震えるくらい感動・感激したら人に「ありがとう」を伝えなさいという意味があると思う。
感謝の「感」は感動・感激、心がビリビリ振るえるくらいの出来事があったら、謝の字はごんべんに射る、言葉を弓矢を放つように相手に届けなさいという意味がある。だから「感謝」という言葉がある。
だから、「ありがとうございました」と「おかげさまでした」という感謝の言葉を相手にちゃんと伝えることが大切になる。
また、謝の字は「謝罪」という言葉もある。これは、相手を傷つけてしまったときは素直に口に出して思いを伝える「ごめんなさい」「悪かったです」「申し訳ございません」と謝るということもしっかりと学ばないといけないということでもある。
まとめ
常に自分の人生は自分で切り開くことができる。でも、自分一人では出来ないことも多いからいろんな人が手伝ってくれて、力を借りて成長させてくれる。
力を借りたらいつか成長した自分で恩返しができるように少しずつでいいから継続していくことが大切なのだと私は思います。
この授業の中で、『将来の夢を持つにはどうすればいいですか?』という質問に対してゴルゴさんは、
興味あることをまずやっていく。好きなことをやっていく。
好きは女偏に子どもと書く、おかあさんと自分が寄り添っている姿を他人が見て美しい・好ましい・愛らしい。好きでいると大きな可能性、奇跡が起こる心で好奇心になる。心が動いたものをやり続けるといい。今、見えなくても想像できなくてもいい、いつか行動を起こしていると必ず見えてくるものがある。
たった一度しかないこの命があるかぎり、あなたはどうしますか?
このお話を最後まで読んでもらったあなたなら、自分の意志を口に出して行動に移すことができると思います。最後まで記事をご覧いただいてありがとうございました。
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